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世界中で渡されるバトンをただ眺めている。

5:24起床。ゴロが良いので小西(康陽)さんでも聴こうかとも思って、サブスク解禁されているファーストアルバムを聴く(聴くなら5月24日だろって後で思った)。


このアルバム、2011年の春に出てるってことは311が何かしらの影響あったのかなと思って、当時のインタビューを探してみたら、制作自体は311前からで 、さらに911の時には「イマジン(ジョン・レノン)」のカバーをすることを思いついていたということだった。

2015年のインタビューでは

「ーホントは静かな音で聴きたいレコードばかりでー」
「誰のために作ってるんだって話ですけど、まあ、僕のためなんですよね(笑)」


とソロになってから、よりパーソナルな音楽志向が続いているのかなと。今年6月に5年ぶりに発売するライブアルバムも前作の延長線上にあるようだし。
そしてONEというキーワードが今のWithコロナ時代にはさらにマッチしている気もする。

昨日リリースされた、田中知之さん(FPM)の曲を聴き、インタビューを読んでもそう思った。個人名義でリリースされていることからも、よりパーソナルになっている。

311があってコロナもあって「いつ抜けるかわからないトンネルに入っている感じ」らしい。

小西さんも田中さんも、楽曲に向かうスタンスは90年代と00年代以降では全然違うんだなと改めて感じた。不景気の時には中島みゆきが流行り、好景気の時にはユーミンが流行る。そんな感じもあるのか。今、世界中でバトンが渡されている「アルバムカバー10」なんかも内省的なものが多いのかもしれない。

そんなことを今朝考えていた。

そして「Altogether Alone」を聴く。


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