「ネガティブでもいいや」なんて思えたらそれは既にポジティブ
先日は「この梅雨を乗り切れば、楽しい夏がやってくるぜイェイ!」的な書き出しから始まる記事を書きました。
つまるところ「終わりを意識することで、今を大事にしよう」というようなことを書いたのですが、それは僕の心構えを言ったものであって、常日頃実践できているわけではありません。
僕も過ちを繰り返してしまう愚かなタイプの人間で、やっぱり夏が終わる頃に”やり残し”をすることもありますし、元旦にたてた一年の計を達成できないこともよくあります。
けれども間違いや後悔を繰り返すのも人の業。
夏の暑さにまいって冬の冷たさを欲したかと思いきや、冬は凍てつく寒さに耐えかねて夏の陽気を欲する身勝手なのも人間です。
けどそんな身勝手さも、なんか可愛くないですか?
開き直りですか?
Radwimpsの野田洋次郎さんは、そんな人間の性(さが)を逆手にとって、こんな素敵な歌詞を書いていました。
夜明け告げる朝に 夕焼けを見せてあげたい
きっと惹かれ合って きっと恋に落ちるよ
寂し気な冬に あの夏を見せてあげたい
It's so easy but.. It's so crazy ?
by Radwimps「バグッバイ」
前回の記事をひっくり返したいわけじゃないですが、後悔しないように夏を楽しめば楽しむほど、終わる瞬間それはそれで強烈に寂しさを感じたりします。
楽しかった夏が終わる…と。
結局寂しくなるんかい!
どこまでいってもワガママですね笑
ある時は「楽しかった数の分だけ寂しさがやって来るのであれば、いっそのこと何も楽しまない方が良いんじゃないか」なんて思ったコトもあります。
けれど最近はその寂しさを”哀愁”として、その感情すらも楽しむことができるようになりました。
”寂しい”をネガティブに捉える必要はないんですね。
仮にそれがネガティブだとして、「ネガティブでもいいや」なんて思えたらそれは既にポジティブです。
結論。
今年の夏は可能な限り楽しんで、楽しかった分寂しくなって、その寂しさも味わって楽しもうと思います。