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ICCサミット福岡2022で話題を呼んだ“旅のしおり”の舞台裏
こんにちは、パナリットの代表、小川です。
最後にnoteを書いてから実に1年ぶりの投稿になる訳ですが…今回の投稿は、わたしではなく秘書のもっちゃんのエントリーです。
実はパナリット、先週福岡で開催されたICCサミットのスタートアップカタパルトに出場してきました。結果は入賞ならずだったのですが、新たな商談機会も多数獲得し、何より「今までパナリットが何やっているかイマイチわからなかったけど、ピッチ見てようやくわかったよ!」とコメントを頂けるなど、大きな手応えを感じたイベントとなりました。
その成果は社員一同で団結し、入念な準備と機転を利かせた行動をとることができたから得られたものと思っています。
出張中に肌身離さず持ち歩いていた“ICC福岡 旅のしおり”ですが、会場の至るところで「何それ、すごい。だれが作ったの?」とコメントいただきました。でも、本当はしおりだけじゃないんです。すごいクオリティの準備資料がいろいろあったんです。だから、絶対会いたいと思っていた人に会え、フォローで忙しくなるくらいの商談機会につながったんです!!
今回、敏腕秘書もっちゃんにその作成過程と全容を記事にしてもらいました。
では、どうぞ!
目次
・プロローグ
・ICCサポート資料の作り方(社長秘書向け)
・知っていると助かる!ICC基礎知識(初参加者向け)
・さいごに
プロローグ
パナリットに3ヶ月前の11月に入社した、社長秘書のもとよと申します。
実は、パナリットの採用面接に呼ばれた時、わたしは、受けるのどうしよう、と躊躇しました。調べたところ面接官である代表の小川氏・トラン氏は有名コンサルやGoogleのアメリカ本社で働いていたといいます。きっと理詰めで話すような、上から目線のエリートなのではないか、と思いました。「キミはなんでうちを受けたんだい?うんうん、その説明は論理的ではないね。なぜなら理由は3つあってね、、」そんな面接の様子を想像しては、空想上の小川・トランに怯えてました笑。
ですがそれは、全くの杞憂でした。
二人とも本当に優しく、物腰も丁寧で、入社後も社員たち(通称・Panateers)に心を配り、大したことのない話であっても、うんうん、と向き合って聞いてくれます。入社間もない私にも、今後のキャリアはどうしていきたいかという話まで一緒に考えてくれました。
そんな方々なので、もしパナリットにジョインしようかなと思いつつも私のように怯んでいる方がいれば、安心して入って頂きたいと思っています。
さて、この度 ICCという巨大ビジネスイベントに参加されるお二人のために作成した「ICC 旅のしおり」が、思わぬことに他社の参加者の方にも好評だと聞きましたので、その作成の過程をnoteにまとめたいと考えました。
このような資料作りを頑張りたいと思ったのは、お二人のお人柄によるところが大きいのですが、少しでも他の方の参考になればと思い、どんな資料をどういう過程で作成したか、まとめてみたいと思います。
ICCサポート資料の作り方
今回、ICCに参加する代表の小川とトランのために、4種類の資料を準備しました。
①旅のしおり
②営業対象リサーチ
③カタパルト(ピッチコンテスト)の登壇者リサーチ
④カタパルト(ピッチコンテスト)の審査員リサーチ
① 旅のしおり(A4裏表 1枚)
(作り方)
1.代表の現地までの移動方法を確認/記載
2.時系列に沿って、宿泊場所や参加セッションを(確定次第順次)記入
3.家を出るところからシュミレーションし、必要そうな情報を加筆
3.が一番大切で、実際のしおりを見ながら、その人になったつもりで出発から帰宅までシュミレーションします。当日役立つかどうかはこれに尽きると思います。
🚗 移動時 🛩
・目的地までの移動時間(タクシーの時も)
わざわざ携帯を開かなくていいように、交通手段の予約番号や、徒歩の場合は地図を載せる。
・バスや電車の乗車時刻
早めに出ることもあるかもしれないので、余裕を見て3便ほど乗る可能性のある便を調べる。
🥐 食事 🍜
次から次へと予定が入る忙しい数日間。どこで食事をとるのか、3食イメージし、しっかり栄養補給できるように配慮します。たとえばホテルの朝食時間が間に合わなさそうなら、宿泊先の近所のコンビニ情報と共に、前日のうちに近場のコンビニで朝食を購入するようメモを入れました。移動時間と食事時間がかぶりそうな場合も然りです。
🏢 会場 🏨
・受付はどこ?(今回は過去のパンフにて場所を確認)次に行く部屋はどこ?迷わないように注意書きを添える。
・内容がイレギュラーなセッションは、現地で戸惑わないように流れを捕捉。
・スーツケースをもったまま移動するときは、行き先(レストランなど)のクロークの有無確認をし、メモ。
🌟 おまけの工夫 🌟
・しおりをコーポレートカラーにしました。
・登壇者がカタパルト本番でがんばれるよう、パナリット優勝のイメージのロゴを載せました。がんばれ、がんばれ。
② 営業対象リサーチ(全イベント・ディナー 7企画分)
ICCでは、セッション以外の全て(ランチ・ディナー・co-working night・特別体験・美食体験)については、誰がどの企画に参加するのか事前に教えてもらえます。
スタートアップにとってこれはすごく貴重な情報で、企画/運営者の「ベンチャーを応援したい」という配慮が感じられます。私は、ビジネス機会を少しでも創出する手助けになればと思い、人数が比較的少ない(100人以下の)イベントにおいて「この人とはぜひ、お話した方がいい」と思う方を営業側と協力してリストアップし、代表たちに共有しました。このリストは出場カタパルトの審査員や、自社の既存顧客・自社プロダクトに興味を持ってもらえそうな有力営業先候補です。広いパーティ会場などでも探しやすいように、顔写真つきでリスト作成しました。
また、(twitterなど)ウェブ上で調べられる限りその人たちの興味関心ごとを記載し、役立ててもらえるようにがんばりました。
*ICCの注意事項には、しつこい営業行為を行う人は退場させると書いてありましたが、小川とトランはそんなことはしない人たちなので、心配には及びません。
事前調査できっとこの方ならパナリットに興味を持ってくれるはずと推薦した方を、小川がパーティー参加者の中から探し出し、商談のアポが取れたと聞いた時はとても嬉しかったです!
③ カタパルトの登壇者リサーチ 14社 (全6ページ)
④ カタパルトの審査員リサーチ 29社 (全27ページ)
カタパルトの登壇社や、審査員のBIOを作るため、経歴/企業HP/事業内容/投資先/投資先選択時の基準/SNSでの発信などを一通り集めました。どちらも分量が多く、忙しい代表は読むのが大変かもしれないので、初めに1−2ページの全体要約を入れました。審査員リサーチでは、属性別(投資家、起業家、HR関係者)に分類しました。
ピッチ後に声を掛けていただける可能性も考慮し、顔を覚えられるよう写真も載せています。(実際に、登壇後にお声がけ下さった審査員の方が何名かいらっしゃったと聞いています!)
知っておくと助かる!かも? ICCイベント基礎知識
🟥🟦⬛️ 3色のパス 🟥🟦⬛️
参加者は属性によって、3色のうち1つのパスをもらいます。パスの色によって、選べるディナー会場や、セッションが異なるようです。
・レッドパス :登壇者、審査員、プレミアム参加者
*レッドパス限定のプレミアムディナーなどに参加できる
・ブルーパス :通常の参加者
・ブラックパス:展示担当者、登壇者関係者(参加企業のスタッフみたいな感じでしょうか)
⏰ 基本スケジュール ⏳
★13のセッション(講義やワークショップ、ピッチコンテスト)
★Co-working night(2日目と3日目のディナー後に行われる、少人数でのテーマ別討論会)
★ランチ及びディナー
追加料金不要の上記★の各項目は、参加したいものを期日までに選びます。
特別体験、美食体験などの有償イベントも期間中何種類も提供されており、希望すれば参加可能です。
さいごに
ICCカタパルト、実は会場でライブで見る以外にも生配信されるのです。ICCに参加できない方も含めて、現場を感じ、一体感を持てるので、ライブ視聴はとてもおすすめです。
🎥 カタパルト(ピッチコンテスト)の生配信視聴方法 📹
ICCの公式Youtubeでライブ配信される。
1−2週間前には、予告としてライブ配信予定ページが上がっているので、探しておくと良いでしょう。
パナリットでも全社で盛り上がれるよう、イベントの生配信リンクを全社員にslackし、当日はインドや東南アジアの海外メンバーも含め、みんなで盛り上がりました!
代表たちが、マラソン大会で走っている。
わたしは、ゼッケンを縫い付けたり、給水ポイントに水を置いたり、ライバルやコース、その日の天候をリサーチしたりして、お二人が持てる力を発揮できるようサポートしたいと思っています。
そして最後に優勝して、チームのみんなでわいわい喜び合いたいのです。
(秘書:もとよ)