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大福note

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元・メロンパン王子が大福を極めようと、大福道を歩みます。レビュー、疑問&レポート、その他、大福起点で思ったこと、感じたことを書いていきます。
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fortune#11.5 「YOYO AN FACTORY きび大福」ふたたび

以前、食べて美味しかった「YOYO AN FACTORY」のきび大福ですが、一晩冷蔵庫で置いた後にいただいたので、本来の美味しさでは無い気がして、ふたたびいただいてみました。 1ヶ月ぶりくらいに予約して、受け取りへ… 今回買ってきた大福はきび大福とよもぎ大福です。よもぎ大福は冷蔵庫に入れず常温で保存して、明日の朝、いただきたいと思います。 で、きび大福です。 これがまず柔らかい! 手に力を入れすぎると潰れちゃうくらいの柔らかさで慎重に持ちました。 いただいてみると、

fortune#21 「喜久水庵 喜久福(ほうじ茶)」

仙台で買ってきた喜久福のクリーム大福、最後のひとつは「喜久福(ほうじ茶)」です。 ずんだ、濃茶、モンブラン、ほうじ茶といただきましたが、個人的には一番気に入ったクリーム大福がほうじ茶でした。実はひとつ仙台でいただいて、美味しかったので追加で買ってきたのです。 大福と合わせる飲み物として、家では抹茶を点てていただいていますが、ほうじ茶もいいよなぁ、と思っています。抹茶は苦さと甘さが共存していて、味的にリンクする部分があるんですが、大福の甘さにはほうじ茶の香ばしさがマッチする

fortune#20 「喜久水庵 モンブラン大福」

仙台のクリーム大福「喜久水庵」、3つめの大福はモンブラン大福です。このパッケージだけ上の方に「SENDAI SWEETS」と書かれています。 栗クリーム大福ではなく、モンブラン大福というのはわかりやすさ重視なのでしょうか。 モンブランって形状にも特徴があるので、餡が大福の中に入ってしまうと栗クリーム大福なんじゃないかという気もしました。 いただいてみると、思ったよりもモンブラン感が無い、というか、別のスイーツ(たとえば桜餅)のような風味を感じました。これが何に由来するも

fortune#19 「喜久水庵 喜久福(濃茶)」

前回の喜久福(ずんだ)に続いて、今回は濃茶(152円)です。こいちゃ、と読むのでしょうか? 普通の抹茶味(123円)もありましたが、やや高めの濃茶にしてみました。「濃い」という方向性がどういう感じで出ているのか、気になります。 サイズは他の喜久福と同じく手のひらサイズです。こちらは餅皮も緑がかっています。中の餡は濃い緑、クリームも緑色です。通常、この色見であれば食欲をそそるものではありませんが、お茶の味となれば別です。 いただいてみると、抹茶のほろ苦さは感じつつも、甘さ

fortune#14 「米屋 大福 こしあん」

だんだん自分の好みがわかってきた。大福において、こしあんは好きではないようだ。ただし、餅皮が厚くて、餅の食感が主役の大福は、もしかしたらこしあんの方がバランスがいいのかもしれない、と思っている。 さて、今回は近所のローソンで売っていた「大福 こしあん」である。実は前に見かけてはいたのだけど、こしあんということでスルーしていた。 個別包装、トレー入りの商品で、原材料もシンプル。原材料の最初に小豆餡と書かれていることから、餅よりも餡が主役だと思われる。 製造しているのは、千

fortune#13 「白バラ洋菓子店 塩豆大福」

沖縄県民なら知っている洋菓子のお店、それが通称・お菓子の白バラ「白バラ洋菓子店」です。店舗はスーパーマーケットの一角にあるイメージです。 沖縄で有名な洋菓子店にも塩豆大福はあるもんですねぇ。そもそも洋菓子店ですからね、和菓子を扱っているのがちょっとおかしいんですけども… さて、そんな洋菓子店の塩豆大福(145円)です。個別包装になっていて、袋の中ではプラスチックのトレイに入っていました。 カットをするとこんな感じです。餅皮部分がかなり大きく見えますが、実は白餡も入ってい

fortune#12 「アダチ製菓 ひとくち黒蜜きなこ大福」

大福を欲するということは、ただ甘いものを食べたいわけではなく、かぶりついたり頬張ったり、そんな体験も含めての欲求なのだと思い知らされた… まず「ひとくち」と「大福」が共存できるのか、という点に疑問を持ったが、大福と名乗っているのだから大福なのだろう。その点、大福界は寛容だし、和駄菓子の中で誰よりも多様性を発揮しているのが大福なのである。 ただ、どうしても「大」という字面、イメージに引きずられて、ひとくちというサイズに違和感を抱くのである。“ひとくち”を取れば、黒蜜きなこ大

羊羊 YOYO AN FACTORYについて

#10 と #11 の大福は沖縄・北中城にある「羊羊 YOYO AN FACTORY」のものでした。こちら、2018年に創業した和菓子屋さんで、ひつじ年のおふたりが始めたということで羊羊なんだとか。 元々あった外国人住宅をリノベーションしたお店は落ち着いた雰囲気が素敵です。 つきたてのお餅や炊きたてのあんこ使った生菓子を店内で製造していて、どれもが上品、上質で美味しいです。中でも美味しかったのが「もちどら」です。 どら焼きの中にお餅が入っているんですが、お餅だけではなく

fortune#11 「YOYO AN FACTORY きび大福」

豆大福に続いて、きび大福です。少し黄色がかった餅皮で包まれています。カットしてみるとこんな感じです。 餡は豆大福と同じものでしょうか? 食べてみると、塩が含まれていないからか、豆大福よりも甘く、ある意味で食べやすく感じました。 豆大福は「和菓子というよりは和食」なんてことが頭をよぎりましたが、こちらは和菓子ですね。ちょっと意外だったんですが、甘さと食感の好みを言えば、豆大福よりもきび大福でした。 ただ、これにはふたつのブレ要素があります。 ①一晩寝かせて食べた ②ふたつ

fortune#10 「YOYO AN FACTORY 豆大福」

沖縄で最強の和菓子屋さんではないかと思われる「YOYO AN FACTORY」の豆大福です。お店に関しては、別途書きます。まずは看板メニューである豆大福(190円)です。 これまでいただいた大福との一番の違いは形でしょうか。平べったくはなく、こんもりと高くなっています。餅皮はしっかりと餅です。それゆえにしっかりとした形がつくれるんだと思います。 餡は小豆色なので、鉄鍋で煮ているのではなさそうです。しっかりと潰された餡の甘さはかなり控えめで、和菓子というよりも和食と言っても

fortune#9 「セブン-イレブン 豆いっぱいまめ大福」

沖縄のセブン-イレブンにも、公式サイトの発売予定には載っていなかった「北海道十勝産小豆使用 豆いっぱいまめ大福」(140円)が売っていました。ちょっと感動。 英語の説明的タイトルが「Rice Cakes&Red beans」となっていて、やはり大福の本質はお餅と小豆なんだなぁ、と思ったり。これ、いちご大福の場合は「Rice Cakes&Strawberry」となって、いちご餅みたいになるのでしょうか。 さて、割ってみると餡は、粗い「つぶし餡」といった感じです。色はそこまで

fortune#8 「マルキヨ製菓 紅芋もち」

沖縄の大福事情がわかってきました。沖縄では、あんこを餅で包んだものは「大福」ではなく「あんもち」と呼ばれています。「大福」という呼び名が伝わって来なかった、ということでしょうか。 今回買ってきたのはマルキヨ製菓の商品です。マルキヨ製菓は昭和39年に沖縄・那覇で創業し、今では沖縄の多くのスーパーマーケットにお菓子を卸しています。 沖縄らしい食材として、パイナップルやマンゴー等のフルーツがありますが、紅芋も結構有名ですかね。 ということで、こちら、紅芋もちです。カットしてみ

fortune#6 「福井堂 生クリームわっふる大福 カスタード」

セブン-イレブンで「老舗がつくったあたらしいワッフル」福井堂 生クリームわっふる大福(218円)を買ってきました。 大福、という名前ですが「生クリームの入ったもちもちの大福をふわふわのワッフル生地でサンドしました」ということで、説明ではワッフルになっている気がします。 パッケージから取り出してみると… WAFFLE! ワッフル! こちら、岡山県備前市にある和菓子・洋菓子店「福井堂」が作ったとのことです。 福井堂 創業明治4年。岡山県備前市で生まれた。伝統の和菓子作り

fortune#5 「首里餅菓子屋 あん餅」

創業70年を迎える沖縄の老舗「首里餅菓子屋」に行ってきました。 こちらには大福というものはありませんが、あん餅(90円)というものがあるので、買ってきてみました。ちなみにもうひとつの茶色い方は、黒糖餅(90円)です。 一晩、冷蔵庫で保存して翌朝食べたこともあり、餅が固くなってしまいました。その分、カットはキレイにできました。(カットに関しては、キッチンバサミがいい、という情報を得たので近々試してみようと思います) 餅皮の中に餡が入っている、というよりは、あんこをお餅で包