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【フリーランスエンジニアが仕事もせずに巡礼してみた2023】§2 巡礼2日目 みんなで歌おう
§2-1 一緒に歩こう
朝7時。
トーストにジャムとバター。そしてコーヒー。
みんなで朝ごはん。
今日の目的地、イサラレスには2ヶ月ぐらい前にできた新しいアルベルゲがあるとのこと。ネット予約できるみたい。
後でやってみよう。
食べ終わると、準備ができた人から出発。
¡Buen Camino!
きっとまた、すぐ会うのだろう。
今日はモニカと一緒にイサラレスまで行くことに。
ちゃんと話の通じる人と歩いた方が楽しいのではないだろうか?
僕はおそらく誰と歩いても話の伝わり具合は一緒。
まぁ、相手が良いって言ってくれるならそれに甘えていこう。
好意を向けてくれる人に僕ができることは、楽しく過ごすことぐらい。
わかったような、わからないような、そんな会話をしながら歩く。
§2-2 歌詞を覚えよう
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長いトンネルがあったので、「あ〜〜!」と大声を出してみる。
そこでモニカが、
elephant song歌って!ビデオに撮るから!
と。
再びゾウさんを歌う。
トンネル内はよく響く。
モニカは幼稚園で働いているので、ゾウさんを巡礼のお土産として覚えてドイツ・ケルンへ帰るんだ、と。
そしてドイツにも、同じようにネズミの歌がある、と教えてくれた。
それには父ネズミ、母ネズミ、兄弟ネズミが出てきて、みんな耳と尻尾があるね、みたいな歌。
ゾウさんには父や兄弟は出てこないのか?
続きは?
と聞かれ、ゾウさんの2番が曖昧なことに気づく。
というか、2番までしかないよね?
知らない、忘れているだけで、3番、4番があったりするのか?
不安だ。
とりあえず母と子しか出てこないことだけ伝える。
歩きながら2人でゾウさんを歌う。
耳で聞いて覚えるってのはやっぱり難しい。
何度も歌い直し、ある程度覚えたころ、
これで日本に行けるね!
ホテルでもレストランでも、日本語が必要な場面ではゾウさんを歌うわ!
と冗談を言っている。
僕もドイツの子供が歌う歌を教えてもらう。
アヒルが泳いでる歌。
発音できない単語が多い。
あとでカタカナ表記してるWebサイト探してみよう。
巡礼中にちゃんと覚えよう。
今後出会うドイツ人に披露しよう。
§2-3 予約をしよう
「モニカはもうアルベルゲの予約した?」
「もちろん」
そうか、予約終わったのか。
予約しないと。
予約フォームの入力をしていくと、電話番号が必要らしい。
しょうがないので楽天の国際通話し放題プランを登録。
あー、日割にならないのにこのタイミングか。7月はあと数日しかないのに。
予約フォームの入力を進める。
次はなんとデポジットをpaypalで払わないといけないみたいだ。
急いでpaypalのアカウントを作る。
paypalは便利よ、友人同士の送金とかもできるし。とモニカにも言われる。
日本にはないの?と聞かれたので、似たサービスでPayPayがあるよ。と伝える。
ようやくアカウントも作成できて、予約に成功した。
大変だった。
巡礼に限らず海外旅行に行く人、paypalあると便利かもしれません。
§2-4 この曲知ってる?
「高速道路が見えた。アウトバーンは英語で、えーっと。あ、そうだ、ハイウェイだ。
Highway to Hell!知ってる?」
えー、知らない。何それ。
「知らないの!?AC/DC だよ?」
知らん。
「音楽何聞くの?」
日本のアーティストしか聞かないし、そもそも音楽もそんなに聞かない。
海外の有名アーティストを知らないどころか、日本の流行の曲も知らないのです。
そこまで英語で話せないので、「Only Japanese artist」と言っておく。
他人と話す時の話題として、今後は色々興味を持つようにしよう。
§2-5 カストロウルディアレス
歩いていると、カストロウルディアレスに到着。
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ちょっと休憩。
トルティーヤとオレンジジュース。
ここはビーチも綺麗で良いところかも。
モニカはカモメが好きみたい。生まれ変わったらカモメになりたい、と。
あなたは?スペインフード?
なんて言われてしまう。
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言いたいことがちゃんと伝えられないせいで、スペイン料理大好き日本人になってしまっていた。
§2-6 初めまして
カストロウルディアレスの教会でスタンプをもらう。
そこでディアナに出会った。
昨日モニカが一緒に歩いていた女性のようだ。
話してみると、スロバキア人で、
スロバキア語
英語
スペイン語
ドイツ語
を話せるらしい。
すごすぎる。
ディアナとモニカがドイツ語で話している。
わからないけど、目的地は同じなので一緒に歩く。
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気温は30℃ぐらい。日差しが強いせいかかなり暑い。
そろそろ着くよ。
あと100m。
着いたらビール飲みに行こう!!
もうちょっと。頑張ろう。
§2-7 アルベルゲ
アルベルゲに着きチェックイン。
アルベルゲのオーナーの女性が英語で周辺情報をたくさん教えてくれた。
ビーチ、レストラン、キャンプが近くにあるらしい。
もっとたくさん言っていたはずだが、これしかわからなかった。
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昨日のオランダ人夫婦もやってくる。
「カンパイ!」
そう声をかけられた。
後から来た巡礼者に、
「あなたタカでしょ?」と声をかけられる。
そうですが、初めましてですよね?
不思議だ。
「あなた有名なのね、きっとelephant song歌ったからだわ」
みたいにオランダ人夫婦に言われた。
どうやらモニカを知っているようで、モニカのFacebookに載っているのを見たらしい。
ゾウさんを歌ったのが原因ではないようだった。
§2-8 イサラレスを楽しもう
シャワーを浴びて洗濯したら、ちょうどディアナに声をかけられる。
ビールの時間。
近くのバルに3人で行く。
ビールを頼み、MENÚという日替わり定食セットみたいなのを頼む。
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半分ドイツ語、半分英語の会話。
ディアナとは初めましてなので、自己紹介から。
いい加減、仕事とか、必ず聞かれるような質問は英語で答えられるようにしないといけないな。
あとで調べておこう。
そしてディアナにスペイン語をちょっと教わる。
モニカにもドイツ語を教わる。
ここで、お互いFacebookを交換した。
確かにモニカの投稿の中に僕が紹介されていた。
食べ終わるとビーチへ。
2人は水着を着てたので海へ。
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僕は荷物番。
途中で呼ばれて一緒に海へ。
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足だけのつもりだったのにかなり濡れた。
しばらく乾くのを待ちながらサーフィン講座が目の前で始まったので眺める。
しばらくして、スーパーに寄り、ビールを買ってアルベルゲへ戻った。
§2-9 みんなで話そう
アルベルゲには庭があり、そこで買ってきたビールを3人で飲む。
そこにオランダ人夫婦とスイス人が合流。
さらにイタリア人も。
国際的な集まりになった。
イタリア人は英語があまり話せない。
トリノに住んでいて、フランスが近いから学生の頃フランス語を学んだ、英語を学ぼうとは思わなかった。
オランダ人夫婦は
オランダ語
ドイツ語
フランス語
英語
ちょっとのスペイン語
スイス人は英語とドイツ語がわかるらしい。
スロバキア人、オランダ人、ドイツ人、スイス人がドイツ語で話しだす。
イタリア人にドイツ語わかるの?
と聞かれたので、「もちろん!」と答えてみる。
ジョークです。ごめんね。
オランダ人は柔道をやっていたことがあり、オリンピック優勝者の日本人に教わっていたことがわかった。名前が聞き取れず誰なのかはわからなかった。
それで「カンパイ」って言ってたのか。
「センセイ」「オオソトガリ」など、柔道を学ぶ時に使いそうな日本語も知っていた。
§2-10 AC/DCとは?
急に思い出したかのように、AC/DCを知らない話になり、曲をかけてもらった。
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本当に知らなかった。
一体何を聞くのか?
と。
Mr.BIGは知っている、というと、ようやく頷いてもらえた。
そして
よく聞く日本のバンドは?
ということだったので、L'Arc〜en〜Cielを流してみた。
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スイス人にハマったみたいで検索し、何かをダウンロードしていた。
巡礼にて、L'Arc〜en〜Cielの布教活動。
今後もタイミングがあれば。
ゾウさんのように歌詞を翻訳して、と言われたが無理だった。
§2-11 ゾウさん再び
モニカは明日もこのアルベルゲに泊まるそう。
10日以上歩いていて、ちょっと休息が必要だった。
また会えると思うけど、どうなるかわからない。
モニカはゾウさんを本気で覚えるつもりのようで、ノートを手に話しかけて来た。
歌詞の日本語の音をドイツ語でメモしていた。
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そしてそれを見ながらディアナも一緒に3人でゾウさんを歌う。
動画も撮った。
「ゾウさん」がケルンのどこかの幼稚園で歌われる日も近い。
また会えたときに、ゾウさんを歌おう!