読書52 『インビジブル』
坂上泉著
「役所の者が内緒で集めとる満州開拓団の話があって、カネは今いるところの3倍はもらえるらしい」
幼馴染みの幸三に誘われて、『俺』は飛びついた。
そこはまさに王道楽土。桁違いの収入。やがて幸三共々嫁をもらい、娘が生まれた。ふたりの娘が10歳になった歳、戦況も厳しくなり幸三と『俺』に赤紙が来た。
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昭和29年
警察法改正による警察再統合の法改正を控えている。
新城洋は大阪市警視庁に入庁して初めての殺人事件に遭遇し、国警の捜査介入の守屋警部補と組むことになった。
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まぁ〜すごいスケールの大きさと、ドキドキのミステリーと、エリートの守屋さんと新城さんの2人の関係にもハラハラしながら、読み応えありでした。ここのレビューで知らなかったら、きっと私にはご縁がなかったような気がします。この作家さんの、他の本も読みたいと思いました。
「これで解決」ではなく、さらに続くんです。最後まで目が離せません😅
そして、いざなぎいざなみの子どもであったり、大阪の歴史であったり、警察の改正であったり。知らなかったことが、違う角度からたくさん出て来ます。
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