不知火 舞を知らぬ若者たち
後輩「だれっすかwシラヌイ マイってw」
ランポス「は?不知火 舞知らないの?「よっ!日本一~!」の彼女だよ!すごい格好してる格闘ゲームのキャラで・・・」
後輩「どんなカッコしてるのか分かんないすけど、ニッポンイチ~!とかマジうけんですけどWもう一回さっきのやって貰っていいすか?動画とるんでW」
GenerationGap(ジェネレーションギャップ)という言葉をご存じだろうか・・そう世代のずれを表す言葉である。
画像はまったく関係ないが、私が今回喰らったジェネレーションギャップは相当なものだった。まさか不知火舞を知らぬ男たちがこの世に存在していたという事実に・・・
みなさんは不知火 舞(しらぬい まい)と言うキャラをご存じだろうか?彼女は餓狼伝説という格闘ゲームで出てくる女性の忍者キャラクターで、ルパン3世の不二子ちゃんばりのスタイルや赤い浴衣を大事なとこだけ残してあとは切り取ったような男に都合のいい格好、そして「よっ!日本一~!」の台詞と乳揺れ。
ランポス世代の格ゲー界でお色気担当と言えば彼女のことを言うくらいに有名だ。そのお色気はゲーム界を飛び出してA○界にもコスプレという形で進出し、ランポス世代の男たちを「必殺忍蜂」で「超裂破弾」させてきた。
今でも色々なゲームに不知火舞は出ているので、当然ソシャゲとかをやっている彼らなら知っているとランポスは思い込んでいた。だが彼らは知らなかった。
ランポス心の中「まだだ、まだ終わらんよ!」
ランポス「スマホで不知火舞を検索してみて。なんかどっかで見たことあるんじゃない?」
後輩「あーなんかこんなコスプレを見たことあるかもっすね。こいつが不知火舞っていうんすか、萌え要素なくね?俺あんまスキじゃねっす。」
ランポス心の中「これが若さか・・・」
ランポスは彼らの分析に乗り出した。
なぜ彼らは「不知火舞を知らないのか」ということについて・・・
結果:多様化によるもの
これは時代が多様化して選べる選択肢が多い時代になったからということである。当時のランポスたちはネットがないのでネオジオみたいなゲームは家でできるものでは無かった。それ故にランポスたちは群れをなして駄菓子屋に行き、駄菓子を買いながらネオジオが空くのを待っていたもんだ(懐)そこでみんな不知火舞が勝利したときにでる「よっ!日本一~!」を釘付けで見ていたんだ・・・
そう!ランポスたちは同じ時に同じ胸を見て育っているから共感できるのである。これは選択肢が限られている故のもの。
今はネットやスマホで様々なゲームができるので良い時代になった。
自分の好きな時に好きな相手と場所を選ばずに色々なゲームができるのはいいが昨今ゲームやアニメの数が激増した。これが多様化というやつか。
新しいキャラがバンバン増えたので、当然昔からいるキャラはなかなか検索にかからないのであろう・・・新キャラが出続けるので自分が好きなキャラが同じ人を身近に見つけるのが困難になった。
その分SNSで仲間を簡単に見つけられるようになったが・・・
この多様化は悪いことではない。様々な価値観を作り出し、それが認められることはランポスたちにとっても良いことだ。結果、多様化バンザイ。
ただランポスたちはアニメやゲーム好きには不遇の時代を生きてきた。
アニメ好きは「悪」とされていた時代であり、タマゴ(egg)好きの黒色のHUNTER(コギャル)からは作業用ボール(下の画像)くらいの目で見られ、笑われて迫害されるのを恐れたランポスたちは必要最低限な外界の知識を持ってひっそりと暮らしていた。
それでも外界の危険はすぐそばにあった。これは実際にあったHUNTER(コギャル)とランポスとのやりとり失敗例である。
HUNTER「好きなアーティストってだれー?」
ランポス「うーんジュディマリ(JUDY AND MARY)かな?」
HUNTER「何の曲が好きなの?」
ランポス「そばかすかな」
もうおわかりですね。アニメの「るろうに剣心」からとってるだけなんですよ。一番有名なところをジュディマリと短縮形を言って知った素振りで逃げ切る!これランポスたちが使う技(飛天御剣流)なんです。
ちなみに技名は「アマ(女を)駆ける(かわす)龍(オタの)の閃き(浅い知識)」と呼んでいました。
ただ次のターンでランポスは大剣で真っ二つにされるような大きすぎるダメージを受けることになる。
HUNTER「あとクラッシックはいいよねー」(JUDY AND MARYの曲名)
ランポス「あぁ、モーツァルトとか?ベートーベンとか?俺はベートベンかな?」(リアル(ロボット系)と勘違い)
HUNTER「・・・・・・・w」
シッタカのアシタカをした報いをここで受けた。ランポスはるろ剣の主題歌は知っていても他の曲は知らない。ランポス脳内知識図鑑の「クラシック」はJUDY AND MARYの曲名などではない。音楽の授業で習った人物で有名な「ベートーベン」くらいの知識なのだ。安易なドッキリテクスチャー(薄っぺらな嘘)は超ド級のダメージを負うことになる。
今の会話のすれ違い通信を大うけしてHUNTERは戻り玉を使って急いでベースキャンプへ帰り、他の女子HUNTERにいいふらし始めた。
HUNTER「ちょっとマジでうける話あんだけど~さっき・・・w」
ランポス心の中「静まれ!静まりたまえ!さぞかし名のあるクラスの主だと見受けたがなぜそのように荒ぶる(言いふらす)のか?」
当然祟り神(コギャル)は鎮まることをせずクラスを飲み込んでいった。
そこからしばらくの間ランポスは「ベートーベン」として生きることになる。どついたれ本舗よろしく「まっとうな答弁じゃ笑えへん、ホンマ「じゃん」とか寒いわ関東弁」でしたわ。人生やりなおし5万回したい・・・
ランポス「人間は嫌いだ!」
サンの気持ちを痛いほど知り、とぼとぼと森へと帰るランポス・・・
ランポス「ちくしょおぉぉぉぉぉぉぉ・・・(セル)」(心の叫び)
ランポス「完全体に、完全体になれさえすれば・・・」(この時点で人生終了のお知らせ)
その頃のJKはドムばりのルーズソックスをのりで自分の足に圧着させてホバーをかまして移動して(予想)
熱気バサラ並みの頭髪と松崎しげる並みの肌の黒さを持ったムラスポ(ムラサキスポーツ)好きな男に突撃ラブハートを仕掛けていたはずである(偏見)
これでもし今そのHUNTERが「鬼滅っていいよねーマジ感動する~」とか寝言言ってるようなら、ランポスはすでに鬼になっていると思うので「お前もオタにならないか?ならないならコ〇ス」と鬼に勧誘する予定
話を戻すと今は多様化してるからゲームのキャラ多すぎ問題で1キャラなんても知らなくても全然オッケーだから問題ないよね。答えは聞いてない。となります。
アニメ好きが多くなっていい世の中になったものだ。そう思わないか碇シンジ君と言いたいランポスである。
同じ世代のランポス達よ強く生きていこう。
その前に誰か助けて下さい・・・くはっ(血へど)