読書ノート(79日目)
さて、本日もこちらの本からです。
本書は、経営コンサルティング会社の
BCGが重要と考える10のトレンドを紹介。
また、未来を予測できない不確実な中でも
シナリオプランニングの手法で対応できる。
という内容です。
今日はその8つ目である
⑧決済の変化
ブロックチェーン、組み込み型金融、
BaaSの進化についてです。
ということで今回は
「決済の変化」を紹介しました。
中国のアリペイが築いた
エコシステムの中でも有名なのは
「ゴマ信用」のサービスでしょうか
ユーザー個人の信用度がスコア化される
というもので、以下のような画面に
自分の信用スコアが表示されるというもの
5年ほど前に、僕も噂には聞いたことが
あるゴマ信用ですが、今でも
サービスは継続しているようです。
信用スコアが落ちるかもしれない行為
としては…
これらがあるのではないか?と
噂になっているようですが、
採点方法の詳細は不明とのこと
思想として「信用が低いと何もできないが、
信用が高ければ非常に暮らしやすい」社会を
意図的に構築する」ということで、
良市民な行動を促進する意味では、
効果が大きそうですね。
信用スコアと聞くと、
いろいろな個人情報を企業がチェック
していると思い、あまり歓迎したくない…
という気持ちもありますが、
真面目で正直に生きている人が報われる
そんな世界に近づくのであれば
ゴマ信用のような信用スコアも
正しく運用してくれるなら
そのうち一般的になるのかも?
その背景には、群雄割拠シナリオではなく
プラットフォーマー型の寡占型シナリオ
になる、という条件はありそうです。
ということで、
以前は僕もゴマ信用の噂を聞いたときは
日本もいずれそうなるのでは?と
予想をしていましたが
日本で寡占型シナリオになる可能性は
今のところは低そうなのでは?
ということで、考え直しました。
余談ですが、ソニーが開発した
キャッシュレス技術のEdyは
EURO、DOLLAR、YENの頭文字
ということで、第4の通貨機軸を目指していた
名付けられたとのこと。
おサイフケータイなどに搭載され
便利な決済ですが、覇権を取るまでには
至らず…日本ではキャッシュレス市場は
いまだ群雄割拠な状態ですね…
日本にもプラットフォーマーとして
寡占型のシナリオが来るなら
どのような企業でしょうか…
今後数年は特に注目すべき業界ですね
ということで、
久々の更新になってしまいましたが
明日から週末ということで、
また読書ペースを取り戻していきたい
と思っています。
それではまた明日ー!😉