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スポーツ界の未来を考える、HALF TIMEカンファレンス2020

HALF TIME 代表取締役 磯田さんから聴講のご案内を頂いたので、オープンニングの夜中 25時からいけるところまで、と思い、参加させていただいた。

noteでイベントレポを書くのは初めてですが、面白い話がたくさんあったので、簡単に纏めてみました。

日本のスポーツビジネスはどこに向かうべきか?『HALF TIMEカンファレンス2020』はその答えを考えるカンファレンス

世界5か国をオンラインで繋ぎ、レアル・マドリード、バルセロナ、アーセナル、ドルトムントのスポーツビジネスの責任者が日本のカンファレンスに登壇。さらに、日本を代表するスポーツビジネスのフロントランナーも参加。 聴講者は約500名の一大スポーツカンファレンスでした。

残念ながら、ここまでは絶対見ようと目標にしていたセッション2「メガスポーツイベントの価値とレガシー」までみて寝てしまったので、全編のレポートにはなっていません。あらかじめご了承ください。

カンファレンスの開始前に司会より、画面キャプチャーするなどして、 #HALFTIMEカンファレンス でどんどんツイートしてください、との案内があったので、Twitterもやってみた。

オープニング

冒頭、HALF TIME 代表取締役 磯田さんから、HALF TIME株式会社の「スポーツを通して世界の組織や個人が価値を生み出し、生きがいのあふれる社会を実現する」というミッションについて説明。

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同社は、スポーツ団体・スポンサー・スポーツビジネス・広告代理店・個人に対して、同社のメディアプラットフォームをベースに、PR支援、サービスプロモーション支援、採用支援、スポンサーセールス支援などのサービスを提供している。


基調講演 スポーツが切り開く新たな未来

Bリーグの茨城ロボッツ 取締役オーナーで、グロービズ経営大学院 学長の堀義人氏の基調講演。

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コロナ禍では、収益は横ばいから縮小していくことが前提となるので、投資〜チーム強化〜成長のサイクルから、チームが存続するためのサバイバルゲームを生き抜く戦略に変わる

リアルなイベントで収益がない中、違う形で収益をあげなければならない。具体的には茨城ロボッツの事例で、親会社の茨城放送と共に動画制作によるオンラインコンテンツでの収益、スクール事業ではオンラインスクールでの収益、カフェ経営でのテイクアウト・デリバリーなどで収益を増やすゲームチェンジを進めていくと語られた。


セッション1 これからの次世代クラブ経営と、効果的なスポンサーシップ

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JリーグのV・ファーレン長崎 社長 高田さんの語った最寄駅からサッカー場まで徒歩30分の距離を逆手に取り、商店街を巻き込んだアウェイのファンに長崎のおもてなしをする発想の転換は興味深かった。

DeNA取締役兼COO 岡村さんは、横浜スタジアムに隣接する横浜市庁舎跡地を三井不動産とともに再開発する構想を説明。プロスポーツを経営する意味・狙いを、人と街を元気にする!横浜地域のインフラを狙う。とのこと。日本では、横浜が一歩先にいってますよね。次は札幌が楽しみです。


セッション2 メガスポーツイベントの価値とレガシー

日本フェンシング協会 会長の太田雄貴さんから、メガスポーツって東京オリピックの話だよね?と切り出した上で、ディスカッションが始まった。

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柔道 野村忠宏さんがオリンピックの価値とは、アマチュアにとって4年に一度(競技によっては1日)しかない頂点の大会。夢もあるし、恐怖でもある。そこで結果を出すことで競技者としての環境を作る、自分をアピールができる最大で最高の場所である。

太田さんからは、アマチュアスポーツは、オリンピックに出ることにより自分をアピールできる、競技をアピールできる場所。オリンピックに育ててもらったオリンピックに価値を感じているので招致にも携わった、と語った。


スポーツブランディングジャパン代表取締役、東京2020開閉会式プロジェクトマネージャー 日置貴之さんは、クーベルタンがつくったオリンピックが1.0だとしたら、1984年にロサンゼルスがつくった商業化のオリンピック2.0。そうした時に、東京は社会課題を解決するオリンピック3.0になれば良い、と話されたのは、非常に共感する内容だった。

私も今、オリンピック・パラリンピックはより本質(オリンピズム)へ向かうと強く思う。


サッカー 鈴木啓太さんからは元アスリートの視点で、心身健康を保つ必要がある時代、競技パフォーマンスに加えて、アスリートの心技体を鍛えるプロセスは重要なコンテンツになる、社会に貢献できるのではないか。

野村さんは、この状況下で、平和があって、はじめてスポーツができていたことを実感する。今、アスリートが知っている「体を知ること、動かすこと」などを、アスリートが社会の一員として発信していくことに大きな意義がある。

太田さんは、スポーツ選手はスポーツバカではいけない、スポーツバカでないことをわかってもらえるように言語化して伝えていかなければいけない。スポーツで学んだことを抽象化させ、一般の方に理解してもらえるように、ソーシャルメディアなどで発信していくようにと選手にも伝えている。


感想

全体を通して、熱量の高いオンラインカンファレンスで価値のある時間を過ごすことができた。特に期待していたセッション2では多くを共感し、オリンピックマーケティングを従事する者として、スポーツマーケティングとオリンピックを次のステージへ持っていきたいと強く思う。そして、

元アスリートとして、スポーツ界のために、スポーツを次世代につなぐために、スポーツ選手の価値を高めるための発信をしていく

スポーツが大好きな次世代のために

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