平成コスメプレイバック #0 TESSERA(資生堂)
私と同世代ならお馴染み、平成コスメの記憶の中でもトップに立つTESSERAだが、改めて個人の主観を入れつつ、その歴史と香りの感想も含めてまとめてみた。
私のTwitterアカウントでも散々TESSERAを取り上げているので、昔から私を知る人からすれば今更感が強いと思うがご容赦頂きたい。
SNSでも良く取り上げられ、定期的にバズる印象のTESSERAだが、定期的に皆の記憶を喚起させて思い出す一つの要因に「何気にロングセラー」だったこともあると思う。
ロングセラー商品の指す期間がどこまでか分からないので、「何気に」と付け加えたのだが、TESSERAを懐かしむ世代は意外と幅広いのだ。
私と同世代から少し上の世代は(30代半ば〜40代)は90年代のイメージが強いと思うし、私より下の世代(20代後半〜30代前半)は00 年代のイメージが強いと思う。当時小学生~高校生までの各世代の記憶にあるのだ。
そう考えると後に幅広い世代で「平成」の流行を共通認識で語り合える、なんとも素晴らしいシャンプーだったと思う。
そしてTESSERAの商品自体、CM、イメージキャラクター、イメージソングと旬のアーティストを起用することで毎回各シリーズに「商品の顔」がしっかりとあったことも、皆の記憶に残る一因だったのではないだろうか。
CMから視覚に入り、人気アーティストの曲が耳に流れ、そして手に取り、香りを楽しむ…といった商品広告における大変理想的な流れが毎回ちゃんと出来上がっていた。ただ単純にCMが懐かしい…といっただけではなく、実際に使用していたからこそ、TESSERAに愛着があり懐かしく思う方も多い。
■TESSERAの歴史を振り返る
ここでTESSERAとはなんぞや?という方に簡単にTESSERAとは何かについて触れたいと思う。
「TESSERA」とは、資生堂が1995年3月から2006年まで発売していた、ヘアケア製品のブランドである。「香り」が特徴のヘアケア製品として売り出され、各シリーズごとに起用される旬のアーティスト、アーティストのイメージとリンクする香り、また暗号のようにパッケージび記載された語呂合せの香りのナンバーは10代の心を見事に捕えて当時大ヒットしたのだ。
それでは、各アーティストと共に香りの印象を含めて振り返ってみよう。
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