Tajimaxの平成ガールズカルチャー論。

90年代~00年代の平成ガールズカルチャーを振り返ったりとか。instagram→https://www.instagram.com/tajimaxx_0318/ Twitter→https://twitter.com/rainbow_wool

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平成のクリエイティブ魂

自分のお金で購入した服や小物を自らの手でまた新しくする。また自分のお金で購入した布で新しい服を作る。 私と同世代の方は特に90年代後半に流行った手作り・リメイクに夢中だった人も多いのではないだろうか? 私も例外ではない。振り返ると家庭科以外でも何故あんなに作ることに夢中だったのだろうと思う方も多いと思う。 今回は皆が夢中になった90年代後半の手作り・リメイク文化について語りたい。 ◆兎に角にもバイブルは「ご近所物語」90年代後半の手作り文化を語る時、30代後半~40代、

    • 平成ヘタウマ文字物語ー00年代編ー

       前回の「90年代編」がややエモーショナルな雰囲気で終わってしまったが、まだまだ私たちの「ヘタウマ文字」の物語は続く。今回は90年代を経て、00年代に突入だ。00年代がまさに青春ドンピシャ世代の方もいれば、社会人なった方も様々だろう。社会人になり、しれっと上手く「ヘタウマ文字」を卒業した人もいれば、私のようになんとなく「ヘタウマ文字」が抜けきれず、字を書くことが「コンプレックス」に変わっていった人も少なからずいるはずだ。 90年代の土台を経て、00年代の「ヘタウマ文字」はど

      • 平成ヘタウマ文字物語ー90年代編ー

         実は4月から「美文字教室」に通っている。本来は20代のうちに治していくべきことだったとは思うのだが、この文章を書くにあたって改めて「ヘタウマ文字」とを深く考えるついでに「美文字」も比較対象として学びたいと思ったからだ。 不思議なもので、「美文字」は学べば学ぶほど、緩やかな速度だが確かに上達はしていく。しかし同時に、今までの自分のクセだった「ヘタウマ文字」が徐々に薄れていく感じがして「もう二度とあの文字が書けなくなってしまうのではないか」という不安が募る。 先生には申し訳な

        • 指先に魔法をのせて―平成ネイル史―

            岡崎京子の「pink」の作中で主人公のユミちゃんが、自分のアイデアに浸りながら上機嫌になってネイルを塗り始めるシーンがある。また一方でユミちゃんの天敵の継母も、ユミちゃんを妨害する空想に浸りながら、上機嫌になって爪を磨き始めるシーンがある。 両者とも共通しているのは、上機嫌になると爪のお手入れをしはじめるというところだ。そしてふたりとも「爪」のお手入れが出来るくらい、余裕がある心理状況と自分の指先にうっとりする。 「ネイル」と言うのは心の状態を測るバロメーターに近いも

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        • 不完全燃焼Days
          2本
        • 00年代アイテムプレイバック
          4本
        • 90年代アイテムプレイバック
          5本
        • LOVE♡BOOKs&MAGAZINE
          3本

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          平成カルチャーブームの終わり時とその先

          今回は普段のような文体で書くとやや固く聞こえてしまうのと、いつもより文章が長いので少しでも飽きずに読めるよう「ですます」口調で書いていこうと思います。 普段と少し主旨が違いますが、ご容赦下さいませ! 今回のお題は、2018年から現在まで私が「平成カルチャー」を見てきて実際に感じたことや初期から現在に至るまでのこと、どうゆう風にSNSと向き合ってきたか、またそれに伴いどんな変化が起こったか、そして現在の平成カルチャーブームの終わりの時期と、(Twitterでも申し上げたよう

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          平成カルチャーブームの終わり時とその先

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          令和時代のかわいいインテリア-韓国インテリアと90年代前半のインテリア-

          暫くインテリアとは無縁過ぎる生活をしていたのだが、ここ最近ドップリとハマッてしまったインテリアがある。 まさに今流行りの「韓国インテリア」である。 3COINSやSeria等でここ最近よく見かけるあの「ナチュラルテイスト」だ。 本題に入る前にここで「韓国インテリア」とは何ぞや?という方にサクッと「韓国インテリア」の説明をしたい。 ◆韓国インテリアとは?そもそもの発祥は韓国のおしゃれなカフェのようなインテリアやインフルエンサーのインテリアのムーブメントが起き、その中でも

          令和時代のかわいいインテリア-韓国インテリアと90年代前半のインテリア-

          西東京とホストと肉塊

          今から随分と前のことである。 私は西東京のフォトスタジオでカメラマン兼レタッチャーとして働いていた。この仕事に応募していなければ、恐らく私は西東京とは縁がなかったと思う。 フォトスタジオ…なんていうと七五三さんやウェディングフォトをイメージするかもしれないが、そんなことはなくキャバクラや風俗の夜職専門のフォトスタジオだ。 当時、西東京付近には所謂キャバクラや夜職専用のフォトスタジオが全然なかった。写真を撮るなら新宿の「Seek After」へ…といった時代だった。(そん

          珈琲が冷めきった後で

          人生の中で忘れられない喫茶店がある。 残念ながら閉店してしまったのだが、私の人生の中で多分これ以上の素晴らしい喫茶店とは出会えないだろうな…と思ってしまう程の喫茶店だ。 その喫茶店は地下にあり、階段を下りていく過程で大量の古びた振り子時計に見守られながら辿り着く。 ドアを開けると、香ばしい珈琲の香りとほんの少し煙の香りがする。 そして「いらっしゃいませ」と言う、メガネをかけた知的な雰囲気が漂うマスターがいつも迎えてくれた。知的な雰囲気…に少し補足すると抽象的な表現だが、

          何はともあれ、まずはアイブロウから

          太眉がトレンドマークの井上咲楽さんが太眉をカットした画像をアップしたところ、そのあまりの変貌に話題になったのは記憶に新しい。かのモノマネメイクの達人ざわちんも「モノマネメイクで似せるのに一番気をつけるのは眉」というぐらい「眉」は地味なパーツながらも顔の中では重要なポジションなのかもしれない。 今回は地味ながらも平成のなかで様々な変貌を遂げた「アイブロウ文化」について語ろうと思う。 ◆ナチュラルとパワフルウーマンが共存した80年代~90年代前半アイブロウ文化は時代の雰囲気と

          何はともあれ、まずはアイブロウから

          厚底がくれる自信

          平成の厚底文化はなんだったのだろう? 90年代に流行した靴…というと世代によって違いはあれど、なんとなくイメージするのは厚底ブーツを思い浮かべる方は多いのではないだろうか? 私のツイッターでも当時の靴の画像を載せると私と同世代から若い世代にかけて反響はある。 それだけ90年代の厚底靴はインパクトの強い流行だったのだろう。90年代~00年代にかけて青春時代を過ごした私にとっても厚底靴は愛すべき流行だった。今回はそんなインパクトの90年代の厚底文化について語りたいと思う。

          平成モテ服の変遷

          デートの時など相手の好みを意識した服装というのは、もともとその服装の系統であれば問題ないが普段と全く違うとなると、そのファッションのルールが分からず少々混乱するものだ。 その混乱やルールを分かりやすくする為に定期的に雑誌で特集される「モテ服・デート服特集」。 男女のみならず、この「デート服特集」を特に意識はしなくてもなんとなく、一度は目を通したことはあると思う。 そもそも、「デート服やモテ服」と一言で言うと男ウケの良い服をイメージすると思う。 男性の好きそうな服というと

          平成のマルイ系ファッション

          ある日、また残念なニュースが耳に入ってきた。 今年の8月29日に池袋マルイが閉店してしまうというニュースである。 あまり池袋に馴染みがない方にとっては「ふーん」と思うだけかもしれないが、ブクロ民の私にとっては一大ニュースだ。そしてまた、池袋の商業施設が一つ消え去る寂しさを感じた。 池袋のマルイと言えば、西口で遊ぶ時の待ち合わせスポットの一つだったと思う。基本的に、西口で遊ぶ時の鉄板の待ち合わせだと西口公園噴水前(現グローバルリング)、北口出口付近、池袋マルイ前は池袋で遊

          平成のマルイ系ファッション

          お礼と残暑お見舞い

          皆様、残暑お見舞い申し上げます。 暑い日が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか? 去年と変わらず毎日コロナの話題で気が滅入ってしまいますが、コロナの終息を願うとともに皆様のご健勝をお祈り申し上げます。 5月から再開したnoteも自分が思っていた以上に多くの人に読まれていて正直驚いております。拙い記事ですが読んで下さった皆様、ご購入してくださった皆様、本当にありがとうございます。なかなかnoteに慣れず、毎日試行錯誤しておりますが、今後ともどうぞ宜しくお願い致します(^^

          平成スクールバックアーカイブ

          高校生活という青春時代をともにするだけあって、卒業する頃にはくたびれた状態になる「スクールバッグ」も、時代とともにさまざまな流行の変化があった。現代ではスクールバッグ以外にリュック派もいたりと多様化やカジュアル化が進んでいるが、まだまだ「スクバ」の流行は存在するみたいだ。 指定がある学校ならしぶしぶ使うしかないスクールバッグだが、流行のアイテムとして見たときのスクバに対するあこがれは、いつの時代も計り知れないものがある。 規定のスクールバッグの金額よりはるかに高くなっても

          平成スクールバックアーカイブ

          コロナ禍から振り返る平成の竹下通り

          私は小学生の頃に初めて原宿・竹下通りに来たときの記憶をよく覚えている。 ごちゃごちゃと雑多にまみれているが、まるでパレードのような明るさのごちゃごちゃ感……。 全長350m程度の一本道の出口を目指してたくさんの人がずっと続いていて、お祭りのような光景に驚いた。そして当時はタレントショップが数多く並び、またクレープ屋の甘い香りに胸がときめいた。 子供の頃、大好きだった雑貨屋さんも竹下通りにあり、今でも竹下通りを訪れると、たとえお店は変わっても、外観が当時からずっと変わらな

          コロナ禍から振り返る平成の竹下通り

          LOVE♡BOOKs&MAGAZINE #3 「わたしの心霊体験」と「学園ホラーゾーン」

          この2冊を取り上げるのは少々迷ったのだが、勇気を振り絞って今回は「わたしの心霊体験」と「学園ホラーゾーン」を紹介したいと思う。 意外かもしれないが、この2冊は少女のバイブルミニレディ百科だ。ミニレディ百科と言えば、「おしゃれ」「お菓子づくり&お料理」「少女まんが」「手づくり」「インテリア」「ペット」「恋占い」など、ファンシー全開のティーン世代の趣味に特化した本だ。 ミニレディ百科の中でも「不思議なモノ」系はどちらかと言えばおまじないや占い…といった「恋愛」ごとがメインとし

          LOVE♡BOOKs&MAGAZINE #3 「わたしの心霊体験」と「学園ホラーゾーン」