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熊本県(選択A・B共通)|公立高校入試確率問題2024

 次の図のように,箱と袋が1つずつある。
 箱にはA,B,Cの文字が1つずつ書かれた3個の玉が,袋には2,3,4.5,6の数字が1つずつ書かれた5個の玉が入っている。箱と袋のそれぞれから 1個ずつ玉を取り出し,取り出した2個の玉を用いて,次のようにして得点を決めることにした。

・箱からAと書かれた玉を取り出したときは,袋から取り出した玉に書かれた数を得点とする。
・箱からBと書かれた玉を取り出したときは,袋から取り出した玉に書かれた数の2倍を得点とする。
・箱からCと書かれた玉を取り出したときは,袋から取り出した玉に書かれた数に7を加えた値を得点とする。

 このとき,得点が6の倍数になる確率を求めなさい。ただし,箱と袋において,どの玉が取り出されることも同様に確からしいものとする。

分類:17 お互いに影響しない2つの偶然

表をつくる

 どんな偶然が起こるか、というと,箱から[A]~[C]を取り出す偶然と、袋から[2]~[6]を取り出す偶然の2つです。
 これを2人で分担することにして,表を書くことにしましょう。

 起こりうるすべての場合は、それぞれのマスに対応しますから、その数は15ということになります。

 あとは問題文に書いてあるルールで得点を計算して埋めていくことにしましょう。

 表がここまでできれば、得点が6の倍数になる場合を見つけて数えればよいですね。

 ○をつけた4通りですから、その確率は$${\dfrac{4}{15}}$$となります。

$${\bm{\dfrac{4}{15}}}$$


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