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高知県B日程|公立高校入試確率問題2024

 1から6までの目が出る2つのさいころA,Bを同時に投げるとき,さいころAの出た目の数を$${a}$$,さいころBの出た目の数を$${b}$$とする。このとき,$${a+b-1}$$が素数となる確率を求めなさい。ただし,さいころはどの目が出ることも同様に確からしいとする。

分類:11 さいころ2つ-代入(その1)

さいころ2つなので表

 さいころ2つなので,まずは表を書いて、各マスに$${a+b-1}$$を計算して入れてしまいましょう。

 そのうち素数ができるのは

16通り(1が素数でないこと、2を数え忘れないこと!)。ですから、その確率を求めると$${\dfrac{16}{36}=\dfrac{4}{9}}$$となります。

(別解)素数から迎えに行く

 このnoteでは,とにかく確実にもれなくダブりなく列挙できる表をお勧めしていますが,慣れてきてもれダブりを心配しないでスピードアップするなら,もちろん,素数という条件の方から迎えに行くアプローチもあります。
 $${a+b-1}$$の範囲は1から11ですから、この範囲の素数について、($${a,b}$$)の組を考えます。すると、
2 (1,2),(2,1)2通り
3 (1,3),(2,2),(3,1)3通り
5 (1,5),(2,4),(3,3),(4,2),(5,1)5通り
7 (2,6),(3,5),(4,4),(5,3),(6,2)5通り
11 (6,6)1通り
で、合わせて16通り。

 どちらにしても,やってみて列挙しないとわからない、中学確率問題の典型問題ですね。

$${\bm{\dfrac{4}{9}}}$$


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