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【絵を描きたい方向け】 名画に学ぶ、構図のパターン3つ
太陽です。絵を描きたいけど、紙の中にどうやって配置したらバランスがいいのか、よく分からないなぁと思う方へ、構図のパターンを紹介します。あなたがイメージする絵の参考にお使いください。
シンメトリー
左右対称のバランスになっている構図です。
安定・威厳・伝統・神聖・中心がわかりやすい・保守・堂々としている・閉じている と行った印象を受ける構図です。
モナリザのように、主役となる絵(人物)の輪郭が三角形になっているとさらに安定した印象になります。
アレンジとしては、この安定感を崩すように主役を片方に寄せたり、主役の周りに何かを散りばめたり、主役を囲うようなものを配置するなどがあります。
主役を片方に寄せる。ここでは目線の先に空白を設けていて、絵の外まで想像が広がるような印象があります。スマートな印象もあります。(黒田清輝作 湖畔)
主役の周りに何かを散りばめる。シンメトリーの安定した威厳ある感じが和らいで、楽しげな印象になっています。(クロード・モネ作『ラ・ジャポネーズ』)
主役を囲うようなものを配置する。女性の周りに、カーテン、机、窓、カーテンの軸など囲うようにモノが配置されています。落ち着きがあって、包まれている安心感のある印象になっています。(フェルメール作 『窓辺で手紙を読む女』)
対立
主役となるものが2つあり、それらを対決させるように配置する構図です。
緊張感・ドラマティック・生き生き・力強い と行ったドラマ性のある印象になります。よくアクション映画やバトル系漫画で使われていますね。
対立させながら、絵として一体感もあります。ここでは主役の色の違い、共にひらひらした似た形の布を持っているなどの工夫がされています。(俵屋宗達作『風神雷神図』)
パノラマ
主役がなく、全体を一目で見渡せるような構図です。
楽しさ・自由さ・のびのび・気まま・リズミカル といった印象があります。
絵の中いっぱいに、人が点々と描かれています。決まった主役がなく、楽しげな印象があります。高いところから見下ろすような眺望があるのが特徴です。(ピーテル・ブリューゲル(父)作『子供の遊戯』)
構図は他にもいろんなパターンがあるので、また紹介します。あなたの絵のお役に立てれたら嬉しいです。(*画像は全てウィキベディアから)
合わせて読みたい → 【アクリル絵の具】基本色を混色する、3つのパターン
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