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【感想】ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣


本を読んで思い出した名言がある。

「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」(イチローの名言)

とんでもないところへ行くための道は習慣づくりにある。

短期的に成果を求めるような結果志向ではない。
習慣を続け、改善し続けることに集中し続けること。

WHY / なぜやるのか

実現したい・手に入れたいアイデンティティがあるのなら、今すぐにでも始めたらいい。

HOW / どうやるのか

Atomic Habitsというタイトル通り「最小習慣」。

* とにかく、小さく始めること。
* そして、毎日続けること
* 日々振り返って、改善し続けること
--- > より自動的に続けるには・・・
--- > より楽しく続けるには・・・

 

事始め

通常は、目標を設定して、計画を立てて、日々のタスクに分解して、毎日こなし続ける発想がある。

ここでは、目標の設定は必要であるものの、日々続けるための仕組みに集中し続けることの大切さを説いている。

毎日5分でも構わない。毎日楽しく・自動的に続けられるための仕組みを改善し続けることで、中長期的に自身の想像を超える場所に連れていってくれる。

目標は、結果ベースではなくアイデンティティベースがいい。
何かの結果を達成するのではなく、何かになることを考える。

* TOEICで990点取るのではなく、英語環境で仕事できるビジネスマンになる
* TOEICで990点取るのではなく、翻訳家になる

私自身、習慣化していたものはいくつかあったが、いずれも止めてしまっていた。常に結果ベースで考えいたため達成したら、即日終了していた。

アイデンティティベースなら、読書家であるから本を読む。と解釈でき、習慣を続けること自体がアイデンティティの強化に直接的に繋がるように思う。全てがそのようにうまくかは別として、そのように考えることで継続するモチベーションが保てるのだと思う。

メモ

仕組み第一主義なら、それに対処できる。結果よりプロセスを心から大切に思うとき、幸福になるのに待つ必要などない。仕組みが進んでいれば、いつでも満足できる。そして仕組みは、はじめに思い描いたものだけでなく、さまざまな形で成功を収めることができる。
もし習慣を変えるのに苦労しているなら、あなたに問題があるのではない。問題があるのは仕組みである。悪い習慣が勝手に何度も繰りかえすのは、あなたが変えたくないからではなく、変えるための仕組みが間違っているからだ
一般に、すぐに楽しみを得られる行動ほど、長期的な目標と合っているかどうか、しっかり自問する必要がある。
最善の方法は、長期的に見返りのある習慣にほんの少しの即時的な楽しみを付け加え、逆に見返りのない習慣には即時的な痛みを少し加えることだ。
理想の世界では、良い習慣の報酬は、習慣そのものである。でも現実の世界では、良い習慣によって何かが得られたとき、はじめて価値を感じる。

* 目標ベースの習慣よりも、アイデンティティベースの習慣が良い。
* 結果は目標との因果関係はなく、取り入れた仕組みに左右される
* よい結果を得たいなら、目標の設定は忘れる。(仕組みを考えることにより多くの費やす)
* 仕組みをつくる目的は、ゲームを続けること
* モチベーションが上がらないのは、行動のわかりやすさ不足
* 定期的にふりかえり・改善が必要。
* Burnoutしないように単純明快な始め方をデザインする(習慣を小さく・具体的にする)
* 毎日の繰り返しに飽きないためには、ちょうどいい難しさ・ちょっとした魅力づくりのような改善をし続ける。




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