完治はなくても、ほぼ完治はできるらしい。






これ面白いは。

2年たつと、糖尿病ではない人と同じくらいまで回復してる?

そうなんですよ!
膵臓の大きさも、形も、インスリン分泌能も回復しているのです!!


 Taylor氏らは、2型糖尿病患者64人に対する治療介入の前後で、膵臓の形態がどのように変化するかを観察した。研究開始時点の糖尿病患者の膵臓体積は、非糖尿病の対照群(年齢、性別、BMIを一致させた64人)の80cm³に比較して約20%小さく、また膵臓の境界が不規則だった。
 5ヵ月間の減量による膵臓体積の変化は、寛解群では減量前63cm³、減量後64cm³、非寛解群は減量前59cm³、減量後60cm³で、寛解の有無にかかわらず有意な変化は見られなかった(寛解の定義はHbA1c6.5%未満かつ空腹時血糖126mg/dL未満)。
 ところが2年後の膵臓体積は、寛解群は76cm³とベースライン値の約5分の1の増大が認められた。一方で非寛解群は64cm³で、約12分の1の変化にとどまっていた。また、膵臓内の脂肪量は、非寛解群の約0.5%減に対して、寛解群では約1.6%減とより大きく減少しており、臓器の境界も鮮明になっていた。加えて、寛解群ではインスリン産生細胞(β細胞)の機能回復が認められたが、非寛解群では変化が見られなかった。
 Taylor氏らは以前にも、長期にわたり血糖正常状態を維持するとインスリン分泌が回復するという研究結果を発表している。その発表以降、一部の専門家からは、「その状態は単に血糖値が十分に管理されているだけであり、糖尿病の原因は解決されていない」と指摘されてきたという。それに対して今回の研究は、「膵臓のサイズと形状が回復するという新たな知見であり、膵臓が正常な状態に戻ったことを証明する説得力のあるエビデンスだ」と同氏は述べている。
 今回の研究に資金を提供した英国糖尿病学会のElizabeth Robertson氏も、「この研究結果は画期的であり、2型糖尿病の捉え方に革命をもたらす。一連の新しい発見は、寛解のメカニズムをより正確に理解する上で役立つ」と解説。ただし、「寛解に至る患者とそうでない患者の違いは何かなどの疑問が残されており、引き続き精力的な研究が求められる」と語っている。

鬱病を治す過程で、生活や心の在り様が、変容して生きやすいに変化するように、

糖尿病は、それの肉体版と言いえるかもしれない。


「治る」となれば、食事制限も励みになる。

あと、うつ病同様な「生活の変容」も不可欠とも思う。


鬱病同様な、文明の病・心の病でもありそうなのが、糖尿病・・かもしれない。


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