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年の瀬。今年のうちに天皇杯を振り返る。

皆さんこんばんは。
2022年も残りわずかとなりました。
やらなければならないこと、振り返らなければならないことがたくさんあって、年内中にnoteの記事にしておきたいことも多くあったのですが、年末年始の忙しさと自分への甘さからなかなかnoteを書く時間を設ける事ができませんでした。

事実や過去は変わる事がないのですが、感情には賞味期限がありますので、なるべく鮮度良く、解像度の高い状態で残して置ける様に意識していきたい次第であります。

とにかく天皇杯を振り返らないことには年は越せませんので、今年最後の記事として書いていきたいと思います。


天皇杯

12月23日からの4日間で、天皇杯が行われました。
優勝を目指していたのですが、準決勝で負けて3位に終わりました。

試合に向かうまでの準備としてはそれなりに良い取り組みができていて、体調やフィジカル的なコンディション、技術の整理、メンタルの安定感などいろんな側面から考えても今まででも一番仕上がりが良かった様に感じます。

一年で最も大きな大会なのですが、試合までの時間や取り組みを楽しめていて、大きな仕事を前にしても嫌な緊張感はほとんどなく、平常心の中にわずかな闘争心がありバランスの良い心構えが作れていました。
今振り返ってもこの感覚は長い時間レスリングをやっていますが初めての感覚です。

試合は1回戦、2回戦と危なげなく勝って、準決勝で負けました。
僕のトーナメントはオリンピック予選を兼ねていることもあって、世界選手権出場経験者が6人いたり世代別の世界チャンピオンもいるので一回戦から楽な試合は期待できないわけですが、タフな試合が想定される中でも準決勝までは比較的良い流れで進む事ができました。

準決勝は開始早々に4点を取られ、後半3点を取って1点差まで追い上げましたが力及ばず負けました。

開始すぐに失点したので、試合を見ていたたくさんの人から油断するなと言われましたが、油断していたわけではなくシンプルに相手の方が瞬間的な力があって、その圧に対応できませんでした。相手の方がまだ力が上だったと思います。

10月に国体で同じ相手とやった時は差を感じていたのですが、この2ヶ月間良い取り組みができたし技術的にも精神的にも良くなっている自信があったので本気で勝ちに行きました。
結果として負けてしまったし、もう少しで届きそうな点差で負けたので悔しい気持ちは大きいです。

しかし、試合や試合前の準備を通して、日々の取り組みや方向性は間違っていないと思えたし、僕自身レスリング選手として成熟して来ているのを感じる事ができました。

半年後今回以上の完成度で挑めるように作っていきたい。
今はそれだけを考えています。

もし一年後この成績ならパリへの挑戦は終わることになって、すなわちそれは僕のレスリングが一区切りすることを意味します。
良いパフォーマンスも、良い仕上がりも、相手をどこまで追い込んだかも関係ないし、半年後の明治杯で結果を残さないと一年を待たずして次がなくなる可能性があります。
残された時間はそう長くありませんので、その瞬間瞬間で最善だと思う取り組みをしていきたいです。

僕には今やっている取り組みを、怪我なく継続していく事ができればもっと上のレベルを目指せる自信があるし、それができる自負があります。

半年後絶対にひっくり返す。

今回の学びを経て、今よりレベルアップした姿で試合をします。
引き続きよろしくお願いします。



皆さん2022年、お疲れ様でした。

良かったことも悪かったことも全部思い出にして気持ち新たに2023年に向かっていきたいと思います。

2023年もどうぞよろしくお願いします。
皆様、良いお年を!

松雪泰成


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