書籍化作業を一太郎でやってみた 改稿編⑤
もはや推敲編の改稿編⑤です。
ぼちぼち反響もあり、一太郎購入者からの報告もあがるようになりました。ありがたい限りでございます。
ちなみに、ジャストシステムさんからお金なんてもらってないよ!w
だって、この記事。
一太郎のダイマでもあるけど、ぶっちゃけ、新刊のダイマだもんね!
意訳すると、書籍買ってください。よろしくおねがいします!
ストレートに土下座しちゃうぞ★
序のヘッダーにも使ったこの画面。
気になる人がポチポチいて、質問結構多かったです。
こちら、頻出語抽出機能です。指定した長さのテキストに同じ語句や文法が使われていると、色つきで教えてくれる機能です。
対象範囲や語句の品詞を指定してカスタマイズ可能です。
わたしの場合、すべてチェックしている!w
15文(調整可)の間に同じ語句が使われていると教えてくれますので、二重表現や、同じ単語を連呼してしまっているのも、わかりやすいです。
語彙力のなさが露呈するぅ!!!
初めて使ったとき「こと」の多さに絶望しました。
これ、既刊にかけたらメンタルやられるな……と思ったので、既刊に一太郎の校正をかけてはいけない。これはタイノエさんとの約束だ!
すでに印刷された書籍から誤字が見つかるのは、とても悲しい。
誤字脱字なら、「担当さーん、おねがいしまーす!」と頭をさげれば「しょうがないですね^^ 他部署に頼むことになるので、次からは気をつけるんですよ^^」と、電子書籍とかで直してくれます。
でもね。
悪文はなかなか直せないのです。
だから、ここで駆逐しておく必要があるのです。
誤字脱字の駆逐だけではなく、文章を整えるサポートまで万全な一太郎さん。
文頭抽出機能まであるなどと……。
文字通り、文頭だけを抽出して並べてくれます。これで、似たような入りの文章が連続していないかチェックができます。
タイノエちゃん、文末も抽出してほしいなぁ~(チラッチラ
一太郎「あるよ」
これで、「~る」「~た」など、文末が連続して被っているところがないかチェックが一覧でできます。
文章に飛んで、そのまま編集もお手軽。
ここまでサポートしてくれるのかよ!
秘書かな?
いいや、妻かな? 嫁かな? 結婚する?
こんな感じで改稿作業を期日までに終わらせます。
加筆や書き直しはもちろん、推敲まで全部終わらせるので、正直、地獄です。
この段階になると、発売日も決まっていますので、原稿は落とせない。
また、『道後温泉 湯築屋』は、イラストレーターさんのお仕事がめちゃくちゃ速い。そして、アフォみたいに美しい。
原稿が完成していないのに、担当さんを通して次々と、「キャラデザですよ^^」「表紙ラフでーす^^」「修正版きました^^」「清書^^」と連絡が入り、「まって! まって! わたしまだ作業終わってない!!!(涙目」という状態。
絶対、仕上げるしかないじゃない!!!
こんな感じで、お尻を叩かれながら改稿原稿を提出します。
原稿を受けとった担当さんは、満足そうに「ありがとうございます^^ 確認して入稿しますね^^」と笑うのです。え? 笑ってくれてるよね?(不安になるよぉ
※よくサザエさんのノリスケおじさんみたいに、「作家の家に編集さんが原稿を取りに来るんでしょ?」と聞かれますが、わたしはメールでしか提出したことないよ! というか、締め切り後の荒廃した自宅に担当さんとか、地獄じゃないかな!?※
ということで、修羅場を乗り越え――
ここで終わりじゃないんだよなぁ
書籍化作業は改稿したら、終わり。
甘いわ!
地獄は続くんだぞ!
次回より、新章「校正編」がはじまる――。
【前回までの記事】
・書籍化作業を一太郎でやってみた 序
・書籍化作業を一太郎でやってみた 初稿編①
・書籍化作業を一太郎でやってみた 初稿編②
・書籍化作業を一太郎でやってみた 改稿編①
・書籍化作業を一太郎でやってみた 改稿編②
・書籍化作業を一太郎でやってみた 改稿編③
・書籍化作業を一太郎でやってみた 改稿編④