書籍化作業を一太郎でやってみた 初稿編①
前書きはいいので、さっさと作業しろ。
はい、左様でございますね!
まず、このたびの作業で使用する原稿の画像は2019年7月11日発売予定の新刊『道後温泉 湯築屋3(双葉文庫)』です。ダイマです。
作品について軽く説明しますと、今作は第6回ネット小説大賞で受賞し、双葉文庫にて刊行中です。もともとは、「小説家になろう」でweb連載しており、改題・改稿して発売しています。受賞時、本一冊分の量しかなかったので、2巻以降web→書籍化の流れは書き下ろしの刊行とまったく変わらないペースでやってるよ! ぶっちゃけ、しんどい!
今のところ、打ち切りは決まってないから、安心して買ってね!(ダイマ
小説家になろうの規約により、書籍版はweb版を追い越す展開になってはいけません。別ルートや完結作は、また別の定義があります。
今作も、例にならってweb版を先に書かなければなりません。
こういう具合に、web用の原稿は読みやすいように「横書き」で「空行」を入れて作成しています。
やっぱり、webで読むのに適した形がありますから。初稿は横書きで書くようにしています。読みやすい、大事!
(逆に情報解禁になった、ポルタ文庫のような書き下ろしでweb連載を前提としない作品は、最初から縦書きで書いています)
ちなみに、担当さんによると思いますが、このまま原稿をお渡しすると、「横ぉ!? 新鮮ですね!!(白目」という反応をされることがあるので、ファイル送信する前に確認しておいたほうがいいですね(自戒
ちなみに、一太郎には「まとめて改行削除」機能がついているので、こちらで空行を消して、縦書きに直してあげると担当さんがニッコリすると知りました。今度から、縦でお渡ししますね。※wordでも、まとめて改行を削除する方法はあります※
出版社さんや担当さんによっては、縦書きに直してレーベル基準で漢字を平仮名に開き、1話の長さや章分けをすべて作者が行った状態を初稿として扱うこともあるようです。原稿整理ですね(どうせ、どこかの過程でやる作業なんだけどね)
※なお、この機能だと「!」「?」で終わる段落の改行は詰まってしまうので、注意です!※
こちらの改行削除機能、web→新人賞の応募原稿にも使えると思いますので、覚えておいて損はないと思います。
空行の欄を「2行以上の空行は1行だけ残す」にしておくと、場面転換などで空けておいた空行が1行だけ残るので、あとで楽になります。
こういった調子で、連載していこうと思います!
※6/9追記※
出版社さんや担当さんによって、やり方が違います。基本的に作者側にやり方もあわせてくれるはずなので、ワープロソフトの購入を強いられることもないです(最近はスマホで執筆している人も多いですし!)txtファイルもありです。もちろん、手書き原稿も受けとってくれます(要確認)
一太郎には、ファイル形式を変換する機能があるので、お好みの形式に変えることも可能です。あと、一太郎ユーザーの作家さん結構いらっしゃるので、一太郎でも原稿受けとってくれます!(要確認)
あくまで、知っている範囲になってしまうので、自分の担当さんに確認するのが1番だと思います!
わたしの場合は「執筆はなにを使っていますか?」や「Wordは使えますか?」と聞かれました。後の記事に書きますが、編集さんからのコメントや訂正指示がWordの注釈機能を使用して入ることが多いからだと思います。