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世界旅17日目
朝6:30に起きビエンチャンまでのバスのチケットを買いに行く
7:30発で後1時間しかないので帰るかわからないがいってみるとあっさり買えた
身支度をしゲストハウスの朝食を食べる
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バスというより多分バンなんだけど、ゲストハウスまで来てくれるらしく待ってみる
しかし8:00になっても来ない
8:30になってようやく来た
僕がこのバンの一番乗りだ
ついでタイからきた38歳のキオ
ラオスの若いお姉さん1人
ラオスのおばあちゃんと小さい孫の2人
イタリア人バックパッカー1人
ラオスの親子、ままとむすこ2人
1時間以上遅れてきたラオスの若者2人
ラオスの若いお姉ちゃんもう1人
そして最後になってきたお姉さんに至っては席がなく最初立っていたが流石に危ない道が多かったので僕とタイ人の2席を3人で座ることに
車内にはラオスの音楽なのか、聞きなれないメロディ
こうして僕の初めてのバンでの旅路は始まった
腹が減りまくったのでポテチを買いトイレをして一眠りする
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するといつの間にか限界突破して14人乗っていた
まじでびっくり、人口密度やばいし激暑
そして景色もいい
田舎の方はめちゃくちゃワイルドな北海道って感じ
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僕はなぜかあの人混みの中めちゃ寝てた
途中ヴァンビエンで休憩がありイエローヌードルスープなるものを食べる
25000キープと言われたので食べる
食べ終わり払おうとすると30000キープと言われた
してやられたけどめんどいから30000払ってバンに戻った
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また眠ってる間に次々と乗客を下ろしており、いつの間にかビエンチャンに着いた
ルアンパパーンのゲストハウスでバンのチケットを買う時、このバンはビエンチャンのどこで降りるの?とおれはしつこく聞いた
変なとこで降ろされたら困るから
ゲストハウスのスタッフは何回も僕にダウンタウンと答えた
はずなのに、ビエンチャンのよくわからない辺境な地に降ろされた
バンで僕に熱心に話しかけてくれたタイ人のおばさんと2人でトゥクトゥクを探す
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ぼったくりトゥクトゥクを追い払いなんとか捕まえてダウンタウンまできた
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僕は今日泊まるゲストハウスまで歩く
キオは心配なのか僕についてくる
ゲストハウスに着き予約番号などを見せても僕の名前がヒットしない
僕は間違ってこのゲストハウス、明日の分を予約していた
おいおいまじかよーみたいな雰囲気にみんながなり、僕は今日と明日の2泊で頼みますと伝える
しかし部屋は満席らしい
そうして僕は今日泊まるゲストハウス探しが始まった
良いところを見つけ僕はそこに行くよと言うとこれまたキオがついてくる
いつまでついてくるんだか
そしてゲストハウスについてお金を払って部屋に行こうとする
キオとバイバイかと思うとキオも泊まると言い出す
僕のベッドの下に、、、
この頃から何かがおかしいと思い始めた
そしてキオは何回かビエンチャンに来ている
彼女の家は国境を挟んでビエンチャンのすぐそばにあるノンカイだ
僕は1人でゆっくりしたかったがもうこれは仕方がないことだと思い共に過ごすことにした
彼女はビエンチャンを案内してくれたが、僕はイヤホンが買いたい
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大事なイヤホンをルアンパパーンの宿に忘れてきてしまった
しかしここビエンチャンに売ってるイヤホンはほぼ全部非純正
めちゃくちゃ変なものばっかり
有線なのに謎にBeatsの無線の接続で聴くことになったり、まじで改造版って感じ
まぁでも日本に戻るまで仕方ない
イヤホンを求めて僕はキオが離れてくれるかなと淡い期待を寄せ3時間歩いた
結果イヤホンは改造版で辛抱することにした
キオは疲れ果てていたがまだ僕から離れる気配はない
ご飯を食べにナイトマーケットに行き、流石に鬱陶しいと思った僕はバーのような場所に入る
そこにいたのは日本人のケンジさん
彼に助けを求め、キオの相手をしてもらう
そして僕はラオス人の20歳で女性のチックと一緒にずっと話していた
両替所が閉まっており金を持ち合わせていなかったのでお酒を飲まないというとキオがたくさん奢ってくれた
そしてケンジさんも僕にたくさん奢ってくれた
僕はお酒が弱いけどありがたい
沢山飲んでると僕は顔が赤くなりケンジさんはチックと僕をくっつけるように促してくる
僕は流石にチックが嫌がってそうだし友達という感じなのであまりガツガツ行かないようにした
けど彼女は教養があり20歳とは思えないほどの気さくさと大人びている感じでとても素敵だなと思った
0時を回り僕とケンジさんはチックのモーターバイクに乗る
次の店を連れてってくれるらしい
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キオは1人で帰った
僕とケンジさん、チックの3人でモーターバイクに乗ってると重すぎて全然動かないし3人とも飲酒運転になるので怖い
でもめちゃ良い経験できてる
と思った矢先にチックは僕とケンジさんをよくわからないゲストハウスに下ろした
ここは僕とケンジさんのゲストハウスからめちゃくちゃ遠いい
チックは帰ろうとしてる
新手の詐欺か何かかと思いずっと僕とケンジさんは抗議したけどどうやらチックは僕らの宿が無いと勘違いして善意でここに送り届けてくれたらしい
僕らは違う宿がありそこを予約していることを伝えてそこまで大雨に打たれながら爆走した
ケンジさんとチックで代わり代わりで運転しようやくゲストハウスに着く
チックは大雨の中帰って行った
僕とケンジさんはシャワーを浴びお互いの旅や僕が通ってきてケンジさんがこれから通るであろう街について色々話した
ケンジさんはとてもぶっ飛んでいて面白い
素敵な方だ
いつの間にか2:30になったので今日は寝ることにしよう
僕は今日1日ラオスの首都ビエンチャンという街を見て思ったことがある。
本物と偽物ってなんだろう
街にはやたらと偽物が出回っている
偽物のイヤホン
ティガーもどきのぬいぐるみ
ディズニーをイメージしているおもちゃだかパチモン
遊園地もそれなりに流行ってる洋楽をかけてるが外装はディズニーもどき
全部偽物じゃないか
ナイトマーケットは更に偽物の宝庫
でもここで僕は違和感を覚える
おれにとっては偽物
でも彼らにとっては本物
僕は日本という街で生まれ偽物があまり出回っていないいわゆる純正品や本物のディズニーランドに囲まれながら生きてきた
だから僕にとってはそれが本物できっと社会的に見てもそれが本物
でも、ここで生活する彼らにとってはこの僕が見てる偽物こそが本物なんだ
これで僕がここで見たものを全て偽物と判断してしまったら
彼らの人生そのものを偽者と言っている気がして嫌気がさした
偽者とか本物って何だろう
もちろん偽物があれば本物もある
でも必死に生きて楽しそうに生きてる彼らをみると、楽しければそれが偽物でも本物でも関係ないんじゃないかなって
そう思えてきた
もちろんこれは社会が悪い
本物を取り入れる資金がない
中国から流れてくる偽物を本物だと思ってしまう
いろんな原因でこんなに偽物が出回ってしまっている
でも、やっぱり偽者とか本物とかアホらしい
彼らの生活は本物で見ているすべてがリアル
生きている人生が本物
だから例えモノが偽者だったとしてもそんなことちっぽけなことで、本物の人生がそこにはある
僕は本物とか偽者とかどうでも良くなった
それで楽しく満足できてるなら偽物も本物になる
どんな事もいつだって本物なんだ
使ったお金
バン(ルアンパパーン→ビエンチャン) 275000キープ
ポテチ 15000キープ
イエローヌードルスープ 30000キープ
トゥクトゥク 50000キープ
ゲストハウス 145000キープ
アイス 7000キープ
非純正イヤホン 100000キープ