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世界旅7日目
今日は11:00にチェックアウトなのでそれまでタスクをこなしニコルの家に行く
みんな僕のために部屋を用意して掃除してくれてて、僕の服の洗濯と乾燥もしてくれてる
僕はその間アルフレッドと遊んだ
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彼は13歳で発育が遅いらしく、背が小さいそして可愛い
12:00ごろタクシーに乗って僕がずっと行きたかった場所にニコルと行く
kidlat tahimikというアーティストが手がけたイリリカというレストラン
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僕は彼の建築、アートが好きだ
ゴミを再利用して独創的なアートづくりをしている
ここでは物乞いが自分の名刺を持って歩いてまわっている
ニコル曰く、怠惰な人々でバギオ出身ではないらしい
だがニコルはお金をあげていた
(机に忘れて置いてあった誰のかわからないお金)
人助けの文化がやっぱりあるらしい
彼らが優しい文化を持っている理由は、植民地だったため誰かの憎しみの対象になりたくないという理由が起源らしい
ニコルは将来ヨーロッパかニュージーランドに住みたいという
日本はどう?と聞くと、答えはNo
観光オンリーでいいらしい
日本は美しくて綺麗すぎて平和すぎると
アドベンチャーがなさすぎるという
確かに日本にはアドベンチャーがないよなぁ
フィリピンはアドベンチャーだらけ、笑
道の脇で立って手を挙げてタクシーを呼ぶ
タクシーに人が乗ってたらsorry
乗ってなかったらタクシーが止まって乗るシステム
めちゃくちゃヒッチハイク感ある
そして僕はジープニーに乗る
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ジープニーは誰がお金を払って誰が払ってないのかちゃんと運転手が理解していないように見える
信用で成り立ってるのかな
そして運賃であるお金も人から人へと回していき、運転手の元へとたどり着く
彼女のマーケットに着く
マーケットもめちゃくちゃたくさんの店があっていつ盗まれてもおかしくない
僕はフィリピンは治安が悪いと思っていたけれど、少なくとも僕が見たフィリピン人は信用で成り立っている
日本でこれをやったら誰か悪いことするだろうなって思いながら見てた
マーケットの横に座っていたら、セキュリティーに間違えられる
セキュリティーのフリをしてフィリピン人に絡んで遊んでいた笑
そしてZanjoe Marudo(フィリピンの国民的俳優らしい)に似てるともニコルの1番上のお姉ちゃんに言われた
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ニコルのマーケットでは毎日IrisやLingerみたいなめちゃくちゃセンスのいい音楽がかかっている
ニコルの父は大音量で歌いながら接客してる
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僕も大好きな音楽しかかからないので一緒に歌いながら店の手伝いをしてる
音楽や映画はまじで全世界共通だと思うからその辺の教養もあったら話のネタ広がりすぎる
そして、ニコルの友達のイラとCJが僕のお別れパーティを、kidlat tahimik (昼に行ったイリリカも手掛けた僕の好きなアーティスト)が創ったベジタリアンのレストランでしてくれるので向かう
途中でずっと中に入りたかったバギオ大聖堂の中に入る
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かなり雨が降り続いたので雨宿りにもなる
そしてかなり多くのカトリックがお祈りしていた
フィリピンはスペインの統治下にあったので80〜90%がカトリック
そしてカトリックは離婚の文化がない
離婚の代わりに婚姻を破棄する制度があるらしい
しかしこの制度がありえないほど高すぎて一般のフィリピンの市民はできない
だから結婚はかなり一大事であるらしい
そんなことを学びながら、レストランに着く
ベジタリアンのレストランなだけあって全て野菜でできている
ちなみにバギオの野菜はめちゃくちゃうまい
料理も全部美味しかった
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料理がつくのを待っているとみんなが騒ぎ出す
タガログ語がよくわからんから何話してんだろと思ったら僕の後ろにkidlat tahimikの姿が!
僕はタイムリーすぎてめちゃくちゃびっくりした
写真撮影を求めると快く受け入れてくれた
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彼に僕は日本から来て旅をしていると伝えるとめちゃくちゃ興味持ってくれた
日本の映画祭に出席するために毎回日本に行くらしく、日本語が結構うまい
彼の考え方や僕のやっていること、やろうとしていること、映画への熱などを語ってバイバイした
みんな僕はついていると言ってくれた
まじでずっと笑顔で話してたと思う
バギオってアートの街だし音楽が絶えない街で本当に素敵
そして料理を食べ終わりかけていたらイラとCJが僕にプレゼントをくれた
僕が写真好きだから、バギオの写真が書いてあるポストカードにタガログ語での手紙
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そしてバギオの動物(なんの動物か忘れたらしい)の骨を使ったブレスレット
バギオの文字が書かれたコインケース(僕はこれから色んな国の通貨を持つからいずれ買おうと思っていた)
まじで嬉しかった
時間だけでいえば出会ってから5日間しか経ってない
なのにこんなに僕に優しくしてくれて好きになってくれてこんなにプレゼントまでくれて俺のお別れパーティまで計画してくれて
僕は今何も返すことができない
その自分の無力さとフィリピン人・僕の友達たちのホスピタリティと情の深さに言葉を失っていた
ニコルは今年の12月北海道にくる、イラは来年北海道に行きたいと言っていた
僕はそこでこの恩を返したいし何より日本をもっと好きになってほしい
そのために俺はもっと日本を理解して好きにならないとなって感じた
本当にありがとう、ニコル、イラ、CJ
そしてまたまた運良く、今日はバギオの先住民族イゴロットの音楽が生演奏している
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生と死のお祝いの音楽らしい
僕には中々理解し難かった
僕はなぜフィリピン人はスペインの統治下にあったのにスペイン語じゃなくて英語が達者なのか1番年長で教養のあるCJに聞いた
答えは、フィリピンだと賃金が安いから海外で仕事を得るために英語を学ぶ必要がある
みんなが生きるのに必死だけど、フィリピンでの給料は本当に低い
だから海外で働いて沢山稼いで家族を養えるように英語を学び羽ばたくらしい
僕は本当に心から尊敬しかなかった
みんなすげえなって
おれは今は旅してるだけ
自分の中で初めてこのままでいいのかって感情が芽生えた
雨も上がり、晴れた
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レストランを後にし最後のナイトマーケットにいく
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豆腐といちごソース、タピオカを混ぜたタホというドリンク
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鳥の雛を丸揚げにしたワンデイオールド
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有精卵の鳥を食べるグリルバロット
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Everything is experience!
僕は嫌だったけど食べることにした
全部美味しい!でも見た目はまじやばい
そして、イラとCJとのお別れの時が来る
僕はまた来年バギオにくるからその時までと言って後にした
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家に帰り、シャワーを浴びようとすると蛇が出る
そして夜中はずっとニコルと妹のエリカと深い話をしていた
まず物価高いから節約してるならネパールに行くのは辞めとけと言われた
確かにかなり調べたら物価高すぎたので迷っている
そして僕は質問をした何故この国はよくならないのか
もっとこの国を良くしたいという政治家や若者が出れば政治は良くなっていくのではないか?と
答えは、この国では選挙で不正がある
どれだけ国を良くしたいと思っていても権力の前には無力である
そして彼女たちはいくら頑張ってもこの政治をひっくり返すことは難しいという
そして、ミンダナオ島にはテロリストがいるらしい
いろんな社会問題が絡み合ってるフィリピン
この国はみんなが楽しそうに見える
とてもいいこと
でも、見方を変えれば社会の構造が不安定で政治が腐っていて貧困が多い
僕は何か解決の糸口を探したかった
世界を変えられるのは政治家なのか
一般の市民はどう抵抗していくべきなのか
民主主義は思っていたより難しい
そしてエリカは自己肯定感が低く、僕はポジティブすぎると毎回言ってきて、メンタル的な話を2時間ぐらいした
エリカもニコルもニコルの友達も家族も僕を気に入ってくれたらしく、本当に良くしてもらった
今日はニコルの部屋を1人で使わせてもらう
ありがとうまた明日
使ったお金
昼ごはん 220ペソ
夜ご飯 225ペソ