【苫米地英人】「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める【読書感想文】
この本は、「頭の中のゴミを捨てて、スカッとした状態で行動」することができます。
感情というゴミを捨てる
私たちは感情から強い影響を受けています。
勉強したいといいながら、めんどくさいという感情に流され、ゲームや漫画を読み始めたり
好きな女性に声をかけたいと思いつつ、「拒絶されたらどうしよう」という恐怖に流されて行動をやめてしまったりしています。
こんな感じでいろいろな感情に左右されて行動している人は多いわけです。
感情のままに生きていると、私たちはまるで「川を流れる葉っぱのような人生」を送ることになるからです。
感情に流されるとうだうだと悩んで結局なにも成し遂げられず、何年も過ぎ去ってしまいます。
優れた経営者や科学者、成功者は感情に流されません。
決めたスケジュールやゴールに向かって、その日の気分や感情に流されずに遂行していきます。
ゴールを持て
ゴールを持つことが感情に流されない唯一の方法になります。
マラソンを始めたらゴールだけを考える。
ゴールするには途中で水たまりを踏もうが、雨が降っても、お腹が空こうが、気にせずに走り続けることです。
ゴールを持つことで、視野が高くなって多少のことでは動じなくなります。
すぐに感情に流されてしまう人は本当に自分が叶えたいゴールが明確になっていません。
感情に流されないためには、ゴールだけをみて機械になったつもりで淡々と行動をすることです。
他人に流されるな
私たちが望んでいるゴールは、「他人のものさし」で作られている可能性が高いということです。
ほとんどの人はみんな格好をつけて他の人からみてみっともなくない、もっともらしい嘘のゴールを設定してしまいます。
だから、それは本当に自分が達成していゴール7日を考えてみることです。
過去の自分を捨てる
私たちには現状維持の「ホメオスタシス」が働いているからです。
ホメオスタシスとは今までの状態を保とうとする力です。
多くの人が変わりたいといいながら、変われないのは今までの生き方を守ってしまうからです。
今までの過去から「自分はこういう人間だ」とか「自分はおとなしい性格dさ」という自分のイメージ通りの行動をしてしまうわけです。
この解決方法は** 未来だけに目を向ける** ことです。
未来が良くなっていれば、過去も良い思い出になります。
どれだけ未来が上手くいっていれば、過去の思い出も美化されます。
ここからわかることは「今の自分がよいか悪いかは未来の自分次第という」ことです。
恐怖を捨てる
だいたい行動できない人は「怖い」という感情があります。
本来、生命の危機にさらされている環境であれば「怖い」という感情は生命維持のために必要なことでしたが、今ではこの感情はほとんど必要なくなっています。
必要ではないがあってもよいものは「娯楽」といいます。
つまり、私たちが怖いとか、危険と感じるのは実はただの「娯楽」でしかないわけです。
恐怖を感じたら、「ホラーゲーム」をやる前の感覚で立ち止まらずに、行動をすることです。
自分中心というゴミを捨てる
自分だけ幸せならそれでいいと考えいないでしょうか?
そうではなく、「自分以外の人も一緒に幸せになってこそ、人間の幸せ」であるということです。
たとえば、美味しいチーズケーキなどを誰かに紹介して、その人に喜んでもらう、自分だけではなく他人も幸せにする。
これこそが人間の最高の幸せです。
ついつい、自分のゴールを決めるときに「俺がモテればいい」「俺が金持ちになればいい」と自己中心的になりがちですが
自分も幸せになれるようなゴールを設定しなければいけません。
自分だけが幸せで他人が不幸な状況というのは、銀行強盗とか窃盗と殆ど変わりません。
だから誰かを貶めるのもよくないですし、誰かと比べて優越感に浸るのも、自分だけしか喜んでいないからです。