目の前のクソリプを
この頃、人生100年と聞く度に吐きそうな気持ちになる。
60歳でさえ私は何をしてるんだろうと考えただけで怖いのに。
寝たきりの残り10年だったらどうしよう、耳も聞こえず、誰も尋ねてこない最後だったらどうしよう。
年取ったころ伴侶に恵まれてなかったら、シェアハウスでくらそ♡とか言ってた友人がどうせ裏切るから独りじゃん私。ってね。
最近漠然と「しにたい。」が頭に浮かぶ。
ハングリー精神でやってきた私にしてはとんでもなく意外だ。
まあ原因は職場での雑談のせいだと思う。
年下の先輩。
テレビやSNSで新しい情報に敏感で、コミュ力の高い男だ。
以下、先輩とする。
仰天ニュースとか凶悪犯の話、性癖や偏見、「ある・なし」談、Xでバズってることなんかを主に話すのだけど。
今や世界に2人だけいる私自身のことを洗いざらい話した1人になった。
べつに本意じゃなかった。
心を許して話したというより、あるなし談でかならず自分に置き換えた時に経験談が必要になってきたりするから、芋ずる式に。
裏原宿ブームに生きた私の時代に憧れがあって、映画や音楽の話に共感が多い。
髪型を変えた翌日に会っても直ぐに指摘しない色々気い遣い屋さんなところもあって、、
個人的にはつまらくどことなく寂しい。
職場は少人数だから触れずにいる方が不自然なのにな…って。
ニュースやSNSでバズった犯罪や暴力をする人物像についてよく意見を求められる。
しかしまぁ本当に先輩は色々知っていて疲れやしないかと心配なくらい日常的にそのやり取りが続く。
どう思うかは本編よりネットの反応に対してが多い。
私はバツんバッんぶった斬る。
暇だな。みんな暇なんだ。と。
知り合いでもないのに、気にしたり批判したりまじか、やることないのかよ…と憤る私。
Xの嫌いなタイプの人間の前に立ちはだかる先輩が透けて見える。
段々と、ほぼ先輩に言ってる私。
本当にその話題、大切?
本当に気にしてる?それまじで大事?って伝えたいけど。
過去の苦々しい経験を引き合いに出しての立ち回りをみせる。
他愛のない雑談のなかに自分を客観視した経験談をね。
すると、全然共感できてない平和な平均的な育ちの自立していない親元暮らしの先輩は言う。
いやぁ。大変さん程の経験をしていると、そうですよね。
この人より、大変な経験をされていましたよね。いやぁ、つい忘れてしまうんです。今こうして話している大変さんは、微塵もそんなことがあったなんて感じさせないから。
ほんと映画まるまる1本、いや、シリーズでできちゃいますよ。
屈託がなくソフトな話口調にしばらく慣れていたせいか。
いやいやぁ、まぁそうねぇ。なんてアホみたいに照れちゃったりする私。
しにたい。
先輩: いまだに、暑い中車に置き去りにされた子供がいるじゃないですか、どう思います?亡くなったらどうするんですかね。人間じゃないっすよね。許せないです。
私: それ、私も2、3歳の頃パチ屋の駐車場に置き去りにされたらしくて、叔母と祖母が必死に探してくれたみたい。私も危うかったですよね。
先輩: …え。大変さんが?あ、あの鬼婆が放置ですか?
アーッ、すみません。つい。あんなことしたとはいえ人の親を鬼婆だなんて
私: ううん、当然、いいの。でもいちおう人として扱ってくれるんですね。私は人と思ってないくらいなので、いいんです。なんといわれても笑。
ホッとする先輩
しにたい…
どの時代でも批判される人の被害者や可哀想な人が私に当てはまりすぎて
、可哀想すぎてしにたい。
事実だけど、SNSの人に比べるとちゃんと同情されなくて、私の場合確実に仰天で真実だし、アンビリバボーな起死回生盛りだくさんなのに。
腕によりを振っていいおかずを提供したのに『普通に美味しいっすね』しか言われない感じでしにたい。
仕事しろや。
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