
映画『ショウタイムセブン』を観た
★ストーリー
一本の電話から、大規模な爆弾テロがはじまる。ひとりのキャスターが交渉役に指名されるが…
★推し場面
▷密室のスリルはたまらん!
映画好きになったキッカケの作品は、誰にもありますよね。
僕は〝タワーリングインフェルノ〟がそれでした。もちろんテレビ映画として観たものだったけど、高層ビルの大火災から脱出を描く、その作品を手に汗握って見た興奮が、僕を映画好きにさせてくれた。ま、高層ビルはあまりにも大きいので、密室という表現に適していないかもしれないけど、特定の場所でのワンシチュエーションの映画は、昔も今も大好きです。
この映画も、ラジオスタジオ、もしくはテレビ局社屋という密室のなかで、繰り広げられるので、僕の映画好きの童心が弾みました。
★女優
井川遥
▷天性の潤い、努力の乾き
角瓶のCMで井川遥以上の人はいない。
美しくて、潤いがハンパなく、これぞ井川遥と唸ってしまう。今もたまにYouTubeで、あのCMは見ることがあるくらいだ。
この井川遥は、最初の登場から、井川遥という確信が持てなかった。井川遥だよな?ってどこかに疑心を持ちながら観ていた。実は確信したのは、エンドテロップで名前を確認したときでした。
それくらい女優らしい潤いを消して、乾きのあるレポーターに徹していた。
★長澤まさみ研究
▷
長澤まさみには〝乾き〟もある。
これは恒星の光があまりに強すぎて、目立っていないけど、ドラマ〝ラストフレンズ〟の美知留も、結構、乾き系(ま、役は湿っぽいけどね)だし、もちろん映画〝マザー〟の秋子は乾き系の極地だ。
★パンフレット
特別すごいということもなく、普通の映画パンフレット。映画が面白いと思ったら買えば、その面白味にコクが増すはず。
僕はパンフレットは上映前に買って、イントロダクションと、出演者の名前くらいは上映前に目を通します。
★まとめ
▷文明は進化すれど、人心は変わらず
僕的には密室物でとても満足だし、面白かった。たしかに、どこぞの映画に似たようなものがあり、それと比較しちゃうと、少し物足りなさがあったけど、そこは阿部寛という役者の迫力で補えたのではないか。
最後もまさかの決着だけど、今の時代、そんなことも訳ないのだろうね。恐ろしい時代ではあるが、そこに行き着くまでの人間の憎悪や恨みというのは、今も昔も変わりはない。