旭堂南鷹

講談師。 ☆夢の〝馬事文化賞〟へ。競馬講談の書籍化を目指す。▷出版社の方、ご連絡おまちしております! ☆講談『長澤まさみ物語』の創作。▷友人知人、伝のある方、ご紹介ください! ☆〝太閤記から五代友厚記〟への変革。 ☆南也、南喜の成長を見守る。▷講談会にお越しください。

旭堂南鷹

講談師。 ☆夢の〝馬事文化賞〟へ。競馬講談の書籍化を目指す。▷出版社の方、ご連絡おまちしております! ☆講談『長澤まさみ物語』の創作。▷友人知人、伝のある方、ご紹介ください! ☆〝太閤記から五代友厚記〟への変革。 ☆南也、南喜の成長を見守る。▷講談会にお越しください。

最近の記事

FX『SHOGUN』を映画館で観た

★ストーリー 太閤亡きあとの大阪城。虎永は石堂に幽閉されるが、漂着した外国人により、天下が動き出す。 ★女優 アンナサワイ 欧米が求めるアジアンビューティー、そのものだ。 アジアに求める美しさは、クールさだ。決して、エンタメだけじゃない。フィギュアスケートでも、荒川静香やキムヨナに美の高さがあった。どこか冷たさのある表情が欧米好みだ。 例えば栗山千明も今でこそ、コメディでも何でも来いの女優になったが、『キルビル』のころは、アジアンビューティーだった。近年、欧米で評価を得た菊

    • 宮沢りえ主演舞台『そのいのち』を観た

      ★ストーリー ・脳性麻痺で重度の障碍をもつ若い女と歳の離れた夫の家に来る介護ヘルパーのわずか3日間の物語。 ・歳上の男は動物ライターでりんご中毒。障碍をもつ妻へデリカシーのない言葉を浴びせる。 ・妻はいつも同じ馬の単勝ばかりを買う。その思い出こそが夫を選んだ理由でもある。 ・介護ヘルパーは元薬剤師だが、今はなぜか重度の障碍者を専門とする介護に転職した。 ★女優 宮沢りえ ・介護士の方と比べてはいけないのだろうけど、素人には介護士にしか見えないくらいの献身さだった。 ・宮沢り

      • 映画『ジョーカー〜フォリアドゥ』を観た。

        ★ストーリー ジョーカーのラブストーリー。 ★女優 レディガガ 観ていて強く思ったのは「マドンナを超えた」だった。 マドンナは〝エビータ〟てゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞していて、それを超える評価を得るかはわからないが、役の持っている変質性や影、とはいえ、異性としての美しさや許容、母性といったものも必要とされるなかで、見事に演じきり、歌うのではなく、台詞として歌で演じきっていた。 ★長澤まさみ研究 ジョーカー(ホアキンフェニックス)とレディガガのダンスシーンを観て、

        • 映画『室井慎次〜敗れざる者』を観た

          ★ストーリー〝室井慎次の今〟 踊るの室井慎次が、警視庁を辞めて、故郷の秋田で里親をしながら穏やかに過ごしていたが、死体の第一発見者となり、謎の少女も現れて、にわかに騒々しくなってくる。 ★女優〝目の光〟 福本莉子 長澤まさみと同じ〝東宝シンデレラオーディション〟グランプリの受賞者。どこかでよく見る顔やな、と思ったら、TOHOシネマズでナビゲーションやってる子やね。 ふとした横顔なんかは長澤まさみに似てるときもあるけどね。 この役にはハマってるけど、ちょっと目が光すぎる気がし

          映画『まる』を観た。

          ★ストーリー 売れない絵描きが「◯」を書いて骨董屋に売ったことで起こる日常の中の騒乱。 ★女優 小林聡美 怪しげな美術商を演じるが、ちゃんと怪しくて、美しいとは言えなくても妖艶で、なおかつ、存在が面白い。自分の世界観があって、それを役の邪魔にならないように魅せる、さすがです。 吉岡里帆 吉岡里帆は上手いとか可愛いという以上に、僕は妖怪的な要素を持つ女優だと思っている。 この役もけったいな役なんだけど、めっちゃ自然だし、吉岡里帆が出てるという前知識はなく、ちょっと微妙な風貌

          映画『まる』を観た。

          朗読劇『蒲田行進曲』を観た

          ★ストーリー あの蒲田行進曲を、松尾スズキが演出した朗読劇。 ★女優 〝SF的な未確認音声〟笠松はる 長澤まさみ主演の舞台〝フリムンシスターズ〟で圧倒的な歌唱力で魅了された。 今回は朗読劇だから、歌はなかったが、笠松はるという女優の奥深さを見た。歌が上手いんだから当然なんだけども、声のギアチェンジがとても鮮やかで、併せて感情の変化も実にスムーズだった。聴きやすくて、見やすかった。 音で光を見せてくれるような存在。 ちょっと僕の語彙では表現の域を超えているが、音速の乗り物のよ

          朗読劇『蒲田行進曲』を観た

          映画『スオミの話をしよう』を観た④

          ★ストーリー スオミの側にいつも居る女の正体は⁉︎その存在こそがミステリー。そして、それこそが謎を解く鍵。 ★長澤まさみ研究 長澤まさみ総集編の映画だ。 そしてラストの七変化の芝居ばかりが話題になるが、ま、正直、長澤まさみなら、あれくらいはやれることは想定の範疇だし、コンフィデンスマンJPのダー子でキャラ変は圧倒的なバリエーションで披露している。芝居自体に新たな驚きはない。 だがフィナーレは別だ。 とはいえ、長澤まさみファンなら観たことのない長澤まさみではない。 きっと舞台

          映画『スオミの話をしよう』を観た④

          プライムビデオ『ジョーカー』を見た

          ★ストーリー 笑われることが仕事の道化師が、笑い者になることに反感を抱き、狂気の人(ジョーカー)となる。 ★女優 ザジービーツ ジョーカーが思いを寄せるシングルマザー。 演技云々を語るほどは出ていないが、僕的には印象的だったのは、女子400mHのマクラフリンに似ていたことだ。 心さびしき男が惹かれてしまうのも無理はない、素敵な笑顔の女優だった。 ★長澤まさみ研究 ホアキンフェニックスのジョーカーは、たしかにアカデミー賞に値する。異議はないが、完全にフィクションの世界観のな

          プライムビデオ『ジョーカー』を見た

          プライムビデオ『サンセット大通り』を見た

          ★ストーリー 凋落の大女優と売れない脚本家の恋愛悲劇。 ★女優 グロリアスワンソン 自身もサイレント時代の大女優だったらしく、私生活も派手で、ハリウッドで初めて貴族と結婚した女優であり、あのケネディの父とも不倫関係にあったという。 最後の場面は圧巻だった。 詰めかけた報道陣の前で、一世一代のトーキーの芝居を魅せる。 その圧倒的な存在感と、150センチの小柄な体を感じさせない壮観さは、もうスリラーやホラー映画を見ているかのような怖さがあった。 ★長澤まさみ研究 〝スオミの話

          プライムビデオ『サンセット大通り』を見た

          プライムビデオ『ロサンゼルス』を見た

          ★ストーリー 娘を殺された父が、犯人たちへの復讐を果たす。 ★女優 ジルアイアランド 主演のチャールズブロンソンの恋人役。共演歴も多く、実生活でも夫婦となった。 正直、強姦される家政婦役の女優の演技が、ジョディフォスターの〝告発の行方〟以上の大胆さで、ヒロインであるジルアイアランドよりも印象に残っている。そのお尻を舐めていたのが、マトリックスのモーフィアスで有名なローレンスフィッシュバーンというのに、一番驚いた。 ★長澤まさみ研究 こうしたアクション映画のヒロインという役

          プライムビデオ『ロサンゼルス』を見た

          映画『シビルウォー』を観た

          ★ストーリー ゾンビのいない〝ウォーキングデッド〟。戦場ロードムービー。 ★女優 キルステンダンスト どっかで見たことあんなぁ、とずっと気になっていたが、終わってパンフレット見てびっくり。あー、スパイダーマンのヒロインか⁉︎ いやぁ、上手いなぁ。 息、呼吸の芝居が素晴らしい。すごい緊迫感で観ている側をも不安にさせる。 昔、〝新島八重〟を創作したとき、ほぼ呼吸だけで創ったことがあるが、あのときに、この芝居を見ていれば、いたずら電話のような吐息だけではなく、胸や肩で表現出来てい

          映画『シビルウォー』を観た

          プライムピデオ『失われた週末』を見た

          ★ストーリー アルコールに溺れた作家の苦闘の日々。 ★女優 ジェーンワイマン 僕は知らなかったが、経歴はなかなか派手。アカデミー賞も取っているし、あのアメリカ大統領だったレーガンの妻でもあったらしい。 正直、ビジュアル的には華美さのない女優ではあるが、アル中作家に尽くす健気さがとても合っていた。終盤は良い女だなぁ、と胸打たれるほどだ。芝居も上手いんやろね。 ★長澤まさみ研究 長澤まさみのダメ男に尽くす出来る女は、是非、見たい。 例えば〝マザー〟の秋子は共依存の女だった。ダ

          プライムピデオ『失われた週末』を見た

          映画『プライベートライアン』を観た

          ★ストーリー ノルマンディー上陸後に「ライアン救出」の命令を受けた隊員たちは、ライアンひとりの命の価値と、己たちの命の危機を天秤に葛藤をつづけながら救出に向かう。 ★女優 登場さえがほぼ0。主要キャストとしては0。 ★長澤まさみ研究 女優が不在の映画だけに、さすがに長澤まさみを学ぶ場面はなかった。 ただ〝戦争〟というテーマにおいては、以前、NHK〝戦争童画集〟で演じてはいるが、いずれもっと本格的に取組むべきときがくるはずだ。 それには〝恒星〟としての光の加減は当然として、

          映画『プライベートライアン』を観た

          映画『スオミの話をしよう』を観た③

          ★ストーリー スオミは善人?悪人?詐欺師?多重人格?その正体を探るミステリー。 ★長澤まさみ研究 生粋の長澤まさみファンからすると、学生服姿の長澤まさみは悶絶するほどの喜びがあるのではないか。 その場面は2度ある。 昔と比較して、何が違うかというと、滑舌が明らかに変わった。ドラマ〝GOLD〟で天海祐希に「舌っ足らずな」と言われていたのとは別人のような明瞭かつ活力に溢れた滑舌になった。素人目にも分かる、目に見えて一番変化した部分だ。 昔の長澤まさみの学生役は、学校のアイドルで

          映画『スオミの話をしよう』を観た③

          映画〝ヒットマン〟を観た。

          ★ストーリー 〝偽の殺し屋〟として潜入捜査を続ける男が、一目惚れした過ちから起きる数々のトラブル…ほぼ実話に基づくらしいが、僕的にはコメディ。 ★女優 アドリア・アルホナ ちょっと興味をそそられる不思議な女優だ。 最近ハマった、〝ザリガニ〟のデイジーエドガージョーンズや〝マダムウェブ〟のダコタジョンソンとはまた違う、何か得体の知れないものを感じた。 この役柄も、なかなかエキセントリックなんだけど、アドリアアルホナの空気感にちょっとしたサイコパス感が滲む。もちろん、コメディ要

          映画〝ヒットマン〟を観た。

          長澤まさみ主演映画『スオミの話をしよう』を観た②

          ★ストーリー 大富豪の妻〝スオミ〟の失踪を知って、集まった5人の男が話すスオミの印象は、まるで別人。スオミの正体は?そしてスオミは何処へ… ★長澤まさみ研究 5番目の夫寒川邸から、買い物に出かけることを使用人に伝える場面が、長澤まさみの初登場シーン。 一見、気楽に見える笑顔と歩き方で幸せそうには見えるけど、これがまさか、ねぇ。そう分かってみると、たしかに、そう見える。長澤まさみの見る角度で違う絵が見えるトリックアートのような絶妙の芝居。 ★まとめ 今回はイオンシネマ常滑の

          長澤まさみ主演映画『スオミの話をしよう』を観た②