どんなテストも、ちゃんと慣れれば点数が上がる
「実力テストや、模擬試験の国語の成績はなかなか上げにくい。」
よく聞く話です。
特に、
「いわゆる読解問題は、どう成績を上げたらいいのかわからない。」
というのは、中学入試・高校入試・大学入試問わず、よく聞きます。
で、いわゆる様々なテクニックやコツが出てくるわけですが、結局、慣れれば何とかなるケースが、割と多かったりします。
国語 トレーニングと慣れ
もちろん、状況に合わせた適切なトレーニングを行った方が、良いのは確かです。
それでも、なんだかよくわからなくても、テストの形式にしっかりと慣れてしまえば、点数が一気に上がるよね、というケースは案外多いものです。
例えば、公立高校の入試の国語。問題自体は慣れてしまえばそれほど難しくない。でも、時間がタイト。そんな場合が多くあります。
そこで、時間を測って何回か解いて、さらに延長して自分で考えて解いて、解答・解説を確認していくと、それだけで、同じ形式の問題が一気に解きやすくなります。
(もちろん、一定の学力があることが前提になりますが。)
まずはとにかく、しっかり量をトレーニング。やって行き詰まったら、やり方を確認。それで、上がっていきます。
「読解力」も形式への慣れ
ところで、時々話題になる、「日本の学生の読解力が低い」という話。
あの学力調査で出される、いわゆる論理パズル的な「問題形式」に慣れていないという面もあるのでは?などと思ったりします。
高学歴・高収入の大人に、あの学力調査の問題を解いてもらったら、案外解けなかった、という話もあるとか。
その場合、その大人に読解力が無いというよりも、久しぶりのガッツリのペーパーテストで、脳が対応しきれなかった、という面がかなりあるのでは、と思ったりします。
昔はマリオカートが上手かったのに、久しぶりにやってみたら、下手になっていたのと似ています。
いくら、
「知識を問うわけではありません、論理的な思考力を見ます。」
と言ったところで、どうしても、問題パターンに慣れていた方が、
「あー、これは、あのパターンね。」
「これは、このパターンと見せかけて、このパターンだな。」
みたいなことができるので有利です。
謎解き・脱出ゲーム
「パターンに慣れれば少しやりやすくなる。」「論理的な思考力が必要。」というのは、「謎解き」や「リアル脱出ゲーム」も似ています。
松丸亮吾さんの「謎解き」や、「クイズ脳ベルSHOW」、あるいは、昔の「IQサプリ」や初期の「マジカル頭脳パワー」のような、頭の柔らかさや閃きで解く問題も、いろいろ解いていくと、なんとなく解きやすくなったりします。
(もちろん、ロジックに加えて、ひらめきの要素が強めではありますが。)
ただし、いろいろと得意不得意はあったりはしますが、あの手の謎解きを解くためにも、普段からいろいろと物を考えたり、知識をどんどん入れていくことが大切なのはいうまでもありません。
国語を含む5科目の基礎学力・基礎知識をベースに、いろいろと頭を使ってみる。これが大切です。
あの、学生の読解力がうんぬんの話が出て以降、なんとなく、また、テレビで謎解きの番組やコーナーが増えたような気がしますが、どうでしょうか?
以前から、「リアル脱出ゲーム」がブームでしたが、変わらずにブームが続いています。学生の読解力の話と絡めて、学校教材向けの「リアル脱出ゲーム」なんかがあっても面白いかもしれません。(もしかしたら、もうありそう?)
リアル脱出ゲーム。企業研修でも取り入れられているぐらいなので、「リアル脱出ゲーム」や、「謎解き」のようなものを、いろんな学生が気軽にやれば、あの「読解力」も上がって、いわゆる「役立つ力」にもなるのでは、と思ったりします。(もちろん、普段のお勉強もしっかりやることも大切です。)