新しい参考書はチェックする
学習塾をやっていると、「どんな参考書が、今売れているのか」が気になります。気になるというか、当然のようにチェックしています。お仕事としての教材研究の意味合いもありますが、単純に、なんとなく好きということもあります。
いずれにせよ、今のトレンドをチェックするのは、大切です。
以前、ある日本史講師の方が、
「講師は、ささやかな自分自身の体験だけに頼ってはだめ。自分はこれで上手くいったのだから、これが絶対にいいと言うのは良くない。」
という話をしていました。
「僕は私は、この勉強法・この参考書で合格したぞ!だから、君も、同じようにやれば絶対に上手くいくぞ!」
などということは、それほど多くありませんよ、という話です。
人によって、それまでの知識のバックグラウンドだったり、向いている勉強法だったりは様々です。ある程度は共通する傾向はあるので、そこを頼りにしつつ・・ではありますが、そのあたりは気をつけないといけません。
さらに、学生時代から、年月が流れていくと、どんどん、参考書のトレンドだったり、大学受験の人気講師のトレンドも変わっていきます。
そんなわけで、ずっとチェックし続けてきたわけですが、あれこれ見てきた大まかな傾向としては、
「結局、現時点で、比較的どこの本屋さんでも見かけるもの、ネット通販もで売れているものがよい。」
という、ごく普通の結論に至ります。
むしろ、実際に参考書を使う時に気をつけないといけないのは、
「レベルに合っているか」
「勉強の傾向に合っているか」
「どう使うか」
あたりです。
で、そのあたりを、それぞれの生徒に合わせて塾では指導していっています。
実際に生徒が使っているのを見ていくと、引っかかるポイントが見えてきます。特に今年は、中学生の学習指導要領が変わりました。つまずくポイントも、変わってきている印象です。さらに、来年度は、高校生の学習指導要領も変わります。そこに合わせた参考書の新発売・改訂も、いろいろありそうです。
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