【好意】なぜお世辞を言われても嬉しいと感じるのか
#テレビCMで自分の大好きな女優が商品のPRをしていて、その商品を買ってしまった
#YouTubeで流れてくるある脱毛サロンの広告、その次の日に電車の中吊り広告でも見かけ、家に帰ると、テレビCMでもその脱毛サロンを見かける。
そして、1週間後に親友がその脱毛サロンに通っていることを知って、「これは、自分も行こう!」と思い、申し込みをする
このようなご経験ありますか??
もしある方は、”好意”という影響によって動かされているかもしれません。
これは、簡単に言うと、「あなたのことが好きです!!」と言われることで、相手への好意が増してしまうという心理現象です。
今回はこの好意の力についてお話ししていきたいと思います。
本記事を読むとあなたはこうなります。
#なぜお世辞を言われても嬉しいと感じるのか理解できる
#本業で活かすためにはどのように活用すればよいか理解できる
#”好意の力”を使ってきた人からどのように対処すればよいのかヒントとなる
”好意の力”とよく一緒に使われる強力な心理的トリガーについてはこちらの記事をチェックしてみてください。
好意を感じてしまう5つの要因
この”好意”を感じてしまう要因は、5つあります。
#身体的魅力
#類似性
#賞賛
#接触頻度
#連合 (良いイメージのものと結びつける)
好意を感じてしまう要因は5つあると言われています。
この1つ1つの要因は非常に効果が高く、これら5つ全て同時に使うことによって、強力な力を発揮するのです。
例えば、こんな面白い話がありました。
「あなたが好きです!!」でトップセールスマンになった男
デトロイトにジョー・ジラードという12年連続で”ナンバーワン・カー・セールスマン”に輝き平均で1日に5台以上の乗用車とトラックを売ったトップセールスマンがいました。
彼は、”世界で最も偉大な自動車セールス”として『ギネスブック』にも載ったことがあるほどです。
ここまで聞くと、あなたは「彼になにか特別な才能があったんでしょ。」「人脈が広いからなんじゃないの?」そう思うかもしれませんが、
これほどの成績を収めたのに、彼がセールスで行ったことはめちゃくちゃシンプルなことでした。
それは、一見馬鹿らしく思うようなものです。
何かというと、毎月、1万3000人以上のお得意さんの一人ひとりにメッセージを印刷した挨拶状を送ったのです!
しかも、挨拶状の種類は毎月変わっていましたが(年末年始、バレンタインデー、季節の変わり目など)、その挨拶状には必ず「あなたが好きです」と書いていたのです。
この「あなたが好きです」という文が書かれた挨拶状が年に12回送られてくるのです。
やったのはこれだけです。
それで、彼は”ナンバーワン・カー・セールスマン”に輝いたのです。
この話から学べることは、人はお世辞だったとしてもその好意をきちんと受け止めてしまうということです。
またこんな話もありました。
ボストンで働いているある女性の話です。
同僚のクリスは、ことあるごとに忙しい私に対して仕事を押し付けようとしていました。
ふだんならそういう頼みを断るのですが、クリスは、お世辞を言うのが上手くて、仕事を押し付ける前に、いつも
「聞いたよ!〇〇のプロジェクト大活躍だったらしいね! すごいよ! 実は、今それと似たような仕事を抱えていて、手伝ってもらえるとありがたいんだけど」
と言ってくるそう。
彼女はクリスのことを本当に好きだと思ったのことはない。
でも、その数秒で「あいつは本当はいい奴なのかもしれない」と思い、いつも仕事を引き受けてしまうそうです。
クリスは、この好意の力をよく理解していたということです。
お世辞を言って相手の格を上げることで自分の思い通りにすることができると。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、好意についてお伝えしていきました。
好意がはたらく要因はこの他にもいくつかあり、それぞれの要因が合わさることでより効果が強くなります。
冒頭でもお話しした通り好意と一緒に使われる心理的トリガーが他にも5つ存在します。
それぞれについて詳しく知りたい場合は、こちらの書籍をチェックしてみてください。
好意の他に5つの心理的トリガーを簡単に解説した記事はこちら
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