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スペシャルオリンピックス日本 九州・沖縄ブロック大会に参加して ーありがとう、益城町!

10月の三連休、スペシャルオリンピックスの九州・沖縄ブロック大会に出場する息子を応援するため、一路熊本へ向かいました。
息子は陸上800m走に出場するアスリートとして、夫は陸上チームのコーチ(スペシャルオリンピックスの規定の講習を受けたら成れます)として参加しており、私は単なる応援だったので別行動の予定でしたが、運良くチームのバスに同乗させて貰えることになりました。

今回のブロック大会は熊本地震の復興祈念大会となっており、益城町の総合体育館と陸上競技場で開催されました。
2016年の熊本地震のことは私もよく覚えていて、今住んでいる所も最大震度5まで揺れました。携帯のアラートの不穏な音が何度も鳴ったり、学校から生存確認の電話がかかったりと、とても怖かったのを覚えています。あれからもう8年が経つのですね・・(感慨)。

ところで【スペシャルオリンピックス】とは?
以前、広島で開催されたナショナル大会のことを記事にしましたが、再度スペシャルオリンピックスについて以下簡単に引用します。

スペシャルオリンピックス(英語: Special Olympics、略称:SO)とは、知的障害のある人たちに様々なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を、年間を通じ提供している国際的なスポーツ組織です。

スペシャルオリンピックスは非営利活動で、運営は「ボランティアと善意の寄付」によっておこなわれています。
またスペシャルオリンピックスでは、これらのスポーツ活動に参加する知的障害のある人たちをアスリートと呼んでいます。

(「公益財団法人 スペシャルオリンピックス日本」HPより引用)


*広島大会についての記事はこちら。


さて、初めて訪れた益城町。熊本地震の被害状況はテレビなどで目にしていましたが、復興が進んだ今新しい家屋や建物が多く、まるで新興団地のように見えました。古い建物がないということは、それだけ被害が大きかったのでしょう。会場に入る前に「益城町復興まちづくりセンター にじいろ」を見学。熊本地震の際の写真パネル等を見ながら役場の方から説明を受けました。町のコミュニティセンターを兼ねており、木でできた温かみのある建物でした。

そして、開会式会場のアリーナへ移動。

開会式は各県のアスリートが参加し、壮観ながらとても温かいものでした。
開催地である益城町の西村町長は挨拶の中で「地震の時はこの体育館もパネルが落ち悲惨な状況の中、町民の避難所として使われた。」という当時の臨場感あふれるお言葉。
(体育館建設時の用地買収から関わっておられたとのことで、元公務員の私としては非常に共感しました。)
そして熊本県の木村知事(ご本人!)は挨拶の中で「私もスペシャルオリンピックスで以前コーチをしていた。」と仰有り、アスリートへ実に温かい励ましのお言葉をいただき感激!
(首長になる方に、障害者と関わった経験があるのとないのでは違うと思います。熊本県の方、羨ましい・・)

ご挨拶をいただいた後、アスリートのよる宣誓と聖火入場。
そしてアトラクションとしてSON・熊本、SON・鹿児島のチアプログラム、城北高校のチア部とのコラボによるチアダンス。これが小さいお子さんも混じっていてとても可愛らしく愉しく・・あまりに愉しくて、飛び入りして一緒に踊り出すアスリートも。真ん中に出て一緒に踊り出したアスリートの方、気持ちよかったでしょうね(^^)/


昔の私なら「恥ずかしい」とか「みっともない」とか思ったかもしれませんが、この時は飛び入りアスリートの方が「素直で楽しそうに踊っていて良いなぁ!」と心底思いました。彼らは気持ちをストレートに表す愉快な人たちなのです。また、踊りの時は制止することもなく、話を聴く時はちゃんと列に並ぶよう誘導するコーチの姿も、それを温かく見守る周囲の人々の姿もよかった。ちょっといい場面でした。

閑話休題。

開会式の後はすぐ近くの陸上競技場に移動して、1日目は予選です。
息子は800m走とソフトボール投げに出場しました。


ブルーとグリーンが美しい益城町陸上競技場。フィールド部分は人工芝です。



夜はアスリート、コーチが参加しての交流会。なんと、くまモンも登場して皆さん大喜びだったそうです(#^^#)

翌日は決勝。
青天の中競技が始まり、息子は800m走決勝で予選とほぼ変わらず5分28秒のタイム。ソフトボール投げと両方とも、ディビジョニングで銀メダルをいただきました。


激走中の息子氏。個人情報が出ないよう加工しております。
すみません・・。



ここで【ディビジョニング】とは?
・・性別、年齢、競技能力などによるクラス分けのことです。

スペシャルオリンピックスの競技会では、可能な限り同程度の競技能力のアスリートが競技できるように、性別、年齢、競技能力などによってクラス分け(ディビジョン)を行います。このディビジョニングによって、自分の現在の能力を十分に発揮し、一番輝く機会を得られると考えています

(「公益財団法人 スペシャルオリンピックス日本」HPより引用)


銀メダル\(^o^)/


今回参加して思ったのは、熊本の皆様の温かさ。
九州全域から200名余りが集まり準備などで大変だったと思いますが、皆さん「益城に来てくれてありがとう!」とても温かく出迎えて下さり感激しました。アスリートとコーチは水前寺付近のホテルに泊まったそうですが、食事も大変美味しく、担当のスタッフの方にもよくしていただいたそうです
(ファミリーの私は選手団ではないため別のところに宿泊)。
熊本地震からの復興が進んだ益城町はとても良いところでした。
お世話になった皆様へ心より感謝の気持ちを伝えたいです。
ありがとうございました。


*開会式等のニュースがyoutubeにアップされていたので以下に貼ります。
様子がよくわかるかと思います。


では、今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。


*公益財団法人 スペシャルオリンピックス日本のHPはこちら。











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ひとみ
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