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2024年 心に残った本10選

順番は読んだ順です。

①『未来観念の現世に於ける事業に及ぼす勢力』内村鑑三
死後の世界の存在を信じることが、どのようにこの世での生き方に影響するかを、内村鑑三が情熱的に語っています。彼のことばにはいつでも魂がこもっている。

②『アルケミスト 夢を旅した少年』パウロ・コエーリョ
5月、友人たちとの熊本旅行の行き帰りに機内で一気に読みました。私は、実際に友人たちと旅をしながら、少年とも短い旅をしたのです。人生には遠回りしなければわからないことがたくさんある。そんなことを改めて教えてくれました。

③『ギリシア人の物語』塩野七生
一言、テミストクレスがかっこよすぎる。以上。

④『ブッダ』手塚治虫
前々から読んでみたかった手塚治虫の代表作品。忘れられない作品になりました。

⑤『古事記』
奈良へ引っ越してきたので寝る前に一章ずつ。日本語の香気を感じながら、ゆかりの地を散策しながら、古代に、そのもっと前の時代に、想いを馳せながら。

⑥『二コマコス倫理学』アリストテレス
福田恆存さんもアリストテレスをよく読んでいたに違いない。そんな気がするんですよね。

⑦『修養』新渡戸稲造
「第九章 余の実験せる読書法」の中で氏は、標準書を定めて読書することの有益性を主張しています。このアドバイスは大変有益でした。

⑧『新渡戸稲造論集』鈴木範久編
「私が始終青年のために憂えていることの一つは、概して日本の青年は薄ッぺらであるということ。」(『今世風の教育』)新渡戸先生、申し訳ありません!

⑨『増補 ソクラテス』岩田靖夫
ソクラテスはやはり偉大な人だと思います。本人はとにかく人間離れしてますが、人間とは何かを問い続けて生き抜いた。何というイロニー。何という生き様。

⑩『ゼロから分かる! 図解日本酒入門』山本洋子
現在、日本酒にどハマりしてます。今後、色んな土地を巡りながら、自分にとって最高の日本酒との出会いを求めていきたいと思います。


今年もお世話になりました。
来年もいい本との出会いがたくさんありますように!
それでは皆さん、よいお年を。

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