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【乾癬】を罹患してわかったことと寛解に向けた治療法・実践を紹介①

日本の乾癬患者さんは約55~56万人もいるらしいです。
まさか自分がこのうちの一人になるとは💦
https://www.med.kindai.ac.jp/diseases/psoriasis_vulgaris.html


2012年頃のことです。
2〜3mm程度の小さな赤い湿疹が出たと思ったら、
数日〜数週間でどんどん拡大。
体の何かがおかしい。

暴飲暴食や寝不足などの生活習慣の乱れが原因であることは薄々感じていて、気にはしつつも「疲れてるんだな、どうせすぐ治るだろう」と甘く考えていました。

そんな目に見えてわかる異変が発生しているにも関わらず、
若気の至りとは怖いもので、
お昼といえばコンビニか週3〜4でラーメン、
飲み会をやれば夜中2,3時まで飲んで、
翌日は9時に出勤という生活を継続。

皮膚が私に警鐘をならしてくれていたのに…。
今だからわかる、当時はまったく気づくことのなかった
内臓が私に忠告をしていたのに…。

その皮膚と内臓の声なき声はさらに大きくなり、
手足、胸、腹部、背中、首などあらゆるとこに赤い発疹が出て、
その発疹がかゆみとともに分厚くなり、かさつき、
白くなりボロボロと剥がれ落ちる、
いや、正確には自分で搔きむしってしまう。
そんな自分の姿に対してさすがに危険を感じて皮膚科へ。
そこで初めて「乾癬」を知ります。

そして、ようやく動き出すわけですが、
発症した2012年から今日までの経緯を辿ると以下のような流れになります。

  • 症状に悩み始めてから寛解に向かうまでは約2年

  • この間にたくさん学び、実践し、あることを習得

  • 習得したことを生かして、寛解してから3年はいい感じに安定

  • 仕事が急激に忙しくなったことをきっかけに再燃&悪化

  • 以前の寛解の経験と知識で対応したら見事緩解!

  • 寛解⇔再燃を繰り返しつつも、割と安定しながら付き合って12年経過

  • 現在に至る

ということで、私が乾癬に罹患した経験を通じて学んだことや緩解に向かうきっかけになった一冊の本、その後の取り組みなどを、複数回のシリーズに分けて完全に私の主観で綴ります。

この記事が、同じ苦しみを抱える方の支えになることを願って。

  1. 自然療法の本に出会い、ステロイド剤をやめた

  2. 内臓と向き合う

  3. 古代中国医学や東洋医学と向き合う

  4. アロマ・重曹・ハーブティーを始める

  5. 食品添加物と外食をかなり控えた

  6. ナス科の植物

  7. 自然栽培に出会う

  8. それでもやっぱりお酒が好きだ!


1.自然療法の本に出会い、ステロイド剤をやめた

皮膚の症状だったので、当時は「当然」の認識で皮膚科に行きました。
「乾癬」を告げられ、おかえげさまで「乾癬」という語彙が増えました。

「治療法は?」と聞くと「薬の治療」との回答。
当時はこの診察に「そうだよな、薬だよな」と、何も疑うことなく受け入れました。
弱めのステロイド剤を処方してもらい、しばらく様子を見ることに。
ちなみに、この皮膚科は個人的にちょっと合わなかったので2回目の通院をすることなく、2回目は違う皮膚科へ行くことになります。

薬なので当たり前なことを書きますが、薬を塗れば一時的に治まります。
ですが、数日すると再燃。
しかも、湿疹範囲が拡大する!
なぜ!?
不思議でならない。

ちなみに私はちょっと凝り性です。
「なぜ?」には自分で調べて納得しないと気が済まない性分です。
ということで、ネットやら本やらでたくさん調べてました。
すると、ある1冊の本に出合います。
この本が、後に薬に頼らず寛解に向かう大きなきっかけを与え、私の人生観にも大きな影響を与えることになります。

それが、「自然療法で「乾癬」を治す 」という本です。

ここでの学びはたくさんありますが、中でも一番寛解に影響を与えたのは、
おそらく内臓と向き合うことです。
「乾癬=毒素の掃き出し」という理解ができたことで、真っ先に反省したのは不摂生の毎日でした。
この本には次のように表現されており、この気づきをきっかけに、これから多くの学びを得ることになります。

乾癬が表面化してくる理由を理解するには、体の内部に目を向けて、その最初の出所を突き止める必要がある。ケイシー理論によれば、それは腸の中にある。乾癬は、まさにここから出発するのであり、…(省略)…軟膏やクリーム、紫外線光も皮膚をきれいにする助けにはなるだろう。しかし、それはせいぜい緩和する程度にすぎず、遠からず症状はぶり返し、以前よりも悪化することが多いのだ。

「自然療法で「乾癬」を治す 」第一章P26~P32より引用

さてさて、次なる皮膚科では、発症からこれまでの経緯を説明し、
先生も「乾癬に間違いない」との回答。
そして、「薬をもう少し強くしますか?」との提案をいただく。
<いけない>とわかっていながらも、苦しさから逃れたくて言ってしまった「お願いします」の一言。

その後何度か通院して治療を継続するも、ますます悪化。
苦しかったけど、その分、自分なりに調べ、自分なりに学び、少しずつ学びを実践に変えていきました。

あるとき先生にこんな質問をしました。
「ビタミンDが良いと聞きますが…」
「ナス科の植物は反応が出やすいと聞きますが…」
「内臓との関係が深いと聞きますが…」
すると先生は、「それはあくまで俗説であって、薬の治療が一番効果的」との回答。

この先生の回答に「え?」と思うと同時に、
「通院やめよう」「薬やめよう」と思った瞬間でした。
とは言え、ここまでに約半年近く通院し、通院代・薬代の出費はまぁまぁな金額に。
 症状悪化×出費悪化=気が滅入る
という方程式を自分の中で実感しました。

誤解の無いよう断っておきますが、医療を否定するものではありません。
薬によって安定を得て助かった側面は大きいです。
しかしながら、皮肉な言い方になりますが、この経験を通じて、私が乾癬発症の本質と向き合うことができたのは、ここまでの診察と薬がきっかけになったことは確かです。

乾癬の治療方法を調べると、

  • 外用療法(塗り薬)

  • 光線療法

  • 内服療法(飲み薬)

  • 注射療法

に行き着きます。
本当にこれの道しか無いのだろうか。

冒頭に記述したように、
「皮膚に何らかの症状が出る⇒皮膚科へ行く」
は一般的な社会通念ですが、あくまで対処療法です。

「皮膚に何らかの症状が出る⇒体の中の悲鳴を聞く
という意識を育み、向き合うことが、
本質的な療法への第一歩であると私は考えます。
なお、この意識が、ゆくゆくは
「古代中国医学」や「古代インド医学(アーユルヴェーダ)」
への興味関心につながっていきます。

さて、ここまでで発症してから約2年が経過。
そして、ここからが劇的に、かつ急激な勢いで緩解に向かいます。
次の記事では、具体的に取り組んだ内容をお伝えします。

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