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昨夜、 お父さんが認知症になってから 初めて、 お互いの、 幻覚 幻聴 妄想 の 対処の仕方をど…
私は非常に 奥手である。 そして精神的に 幼稚であった。 思春期に まともな恋愛をしたことな…
「お父さん。それでも私、だいぶ解脱したよね。ここ最近ずっと、もう結構長いこと、フラッシュ…
「おい!今日は寿司か?赤飯 か?カミングアウトできて、それが治療につながって、良いこと尽…
介護ベッドをやめて、敷布団で寝るようになってから、お父さんの腰の痛みが始まった。 「起き…
昨日はお父さんの血液検査の日であった。 お父さんは最近、ちょっと動くと息が「ひゅーひゅー…
いやが応にも、苦しみに貫かれる。 そして同時に、熱く 沸き立つものがある。 「お父さん」という一人の男の波乱の人生と、その猛々しくも静謐で深く やさしい心の機微に、身も心も奪われた「私」という粗野で無邪気で荒々しい母性。 そのおそらくは人生で一番の大恋愛を、今描いている。 「お父さん」の闘病。 そのまるまる一年間、今までにないくらい私もお父さんも全裸であった。 命と命、その極限でぶつかり合った。 そして お互いを飲み込みあった。 人目を憚らず、いくど口づけをしたか