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2015年11月11日・奈良県壺阪寺参拝

昨日、引っ張り出したデジカメから出てきたSDカードに…
過去に撮った写真が保存されていました。

ちょうど今から、5年前に撮ったものです。
この画像は、ミラーレス一眼ではなく、コンデジで撮ったものですが。

今回は、奈良県にある、壺阪寺(つぼさかでら)にお参りした時の写真をご紹介します。

壺阪寺は、大宝三年(703)に元興寺の僧弁基上人がこの山で修行していたところ、愛用の水晶の壺を坂の上の庵におさめ、感得した観音様のお姿を模刻してまつったのが始まりといわれています。

南に桜の名所吉野山を控え、北に万葉のふるさと大和三山奈良盆地を一望におさめる壷阪の山に建てられています。

西国33か所観音霊場の札所(御朱印をいただくお寺)でもあります。
最初に訪れたのは、西国33か所めぐりをしている時でした。

「眼」のご利益があるお寺としても、有名です。
眼病封じの祈願が行われたり、眼病除けのお守りもあります。

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壺阪寺・仁王門。
ここから、スタートします。

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仁王門をくぐると、左に多宝塔、右に大きな釈迦如来さん。
この日、紅葉がとてもきれいでした。
(この時期にご紹介するのもアレですが)

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石段を上り、ご本尊の十一面千手観世音菩薩さんがいる「八角円堂」を目指します。

前を歩いているのは、やっぱり夫です(笑)

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壺阪寺は、とにかく「石仏」が多いです。
なんか、イケメンの千手観音菩薩さんです。

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上の写真とは、また別の千手観音菩薩さん。
正面の手が、少し違いますよね。

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石段を上がってすぐに見えるのが、三重塔。
明応6年(1497)再建で、国指定重要文化財となっています。

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こちらは「禮堂(れいどう)」といって、本尊を礼拝するために建てられたお堂です。
こちらも国指定の重要文化財になっています。

禮堂の奥に、八角円堂が建てられています。
八角円堂は撮影禁止だったので、画像はありません…。

八角円堂は、本尊十一面千手観世音菩薩を祀る八角形の御堂です。
壷阪寺の本堂は、日本で初めて建立された八角堂ではないか、という学説も出ているそうです。

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壺阪寺といえば、「眼」のお寺。
…ということで!!!

毎年10月~11月には、境内に「大メガネ」が出現します。
合掌してメガネをくぐることで、眼病予防の祈願になるんだとか。

これは…
何をおいてもくぐるべきでしょう(笑)

はい。
夫と二人で、くぐりました。

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境内にかかる、小さな「まよけばし」。
その先の壁は、巨大なレリーフになっています。

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このレリーフは、南インド、カルナタカ州カルカラにおいて、延べ5万7,000人の石彫師の手によって、インドの石に彫刻され製作されたものなんだとか。

レリーフには、お釈迦さんの一代記が彫刻されています。

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巨大な石仏です。

天竺渡来 大釈迦如来石像。
平成19年11月に開眼され、身丈は10m、台座は5m。

とにかく大きいです。
圧倒されます。

その下、左は普賢(ふげん)菩薩、右は文殊(もんじゅ)菩薩です。
真ん中は千手観音菩薩ですね。

文殊菩薩は釈迦如来の「智慧」を、普賢菩薩は「行」、観音菩薩は「慈悲」を表しています。

この巨大な仏様たちは、インドでの奉仕活動のご縁から始まった国際交流・石彫事業の一環で、製作されたんだそうです。

壺阪寺は、インドと縁が深いお寺でもあります。

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文殊菩薩。
獅子の上に乗っています。
手に持つ剣は、「知恵」を表しています。

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普賢菩薩。
象の上に乗っています。

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青空と仏様と紅葉。

壺阪寺には、ほかにも「眼鏡供養観音」など、見どころがたくさんあります。

ちょいとアクセスが不便なところではありますが…
とても良いお寺です。

また行きたいなぁ。

現在は、山吹の花が見ごろなんだそうです。

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中岡 はじめ
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