「怠惰の美徳」梅崎春生/怠けたいのが通常通り。周りが立派に見えた時の本
世の中の人たちは立派だなあとしみじみ思う。SNSやブログを読んでいるとますます思う。そうすると自分がだんだん嫌になってくる。ダメだなわたし。
多くの人が、かしこく勤勉見える。ひるがえって自己を見ると、ペースが遅い。怠けているつもりはないが、怠けているのかもしれない。真面目なつもりだが、真面目にかまけて実はマイペースなのかもしれない。わき道にわき道を重ねているような…
周りが立派に見えて、気持ちがいっぱいになった時に手に取る本。タイトルがいい。帯のキャッチフレーズもいい。
梅崎春生 / 「怠惰の美学」
みなさんは、怠けと仕事のバランスをどのように取っているのでしょう。やらなければと思えば思うほど、腰が重くなる感じ。その言い訳のような、同書の文章を引用します。
そういえば、勤務先の心療内科の先生が、「どうにも大変な時はやり過ごせばいいよ」とよく言っていたな。やり過ごしている間に人生が終わるような気もするが、まあ、力み過ぎず等身大でやって行くのも人生のコツかもしれない。残念なのか良いことなのか、なるようになる、なるようにしかならない気もするし。
この本、好きなのでまた書くと思います。怠けと仕事のバランス、自分なりに大事にしていこう。