「怒りの葡萄」は、ノーベル文学賞作家のジョン・スタインベックによるアメリカ文学。初版は1939年。ピューリッツァー賞受賞。
翻訳家が出版社によって異なります。私が読んでいるのは、岩波文庫(大橋健三郎訳)です。
主人公・ジョード(殺人の罪で仮釈放中)と元カリスマ説教師・ケイシーの会話場面の続き。
誰かの人生に深く関わることは、光栄である一方で、不安ものしかかってくる。私が信じるものは、果たして「本当」だろうか?
「牧師として『イエスさま』を愛しちゃいねえのか?」と周りから聞かれることについて、元カリスマ説教師・ケイシーがジョードに不安と葛藤を口にする。