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3つのポイントを押さえて、リンパの流れをスムーズに!

リンパって、聞いたことはあるけれど、一体どこにあるの?どんな働きをしているの?と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

リンパは、体内の老廃物を回収し、免疫機能を担う大切な体液です。リンパ液はリンパ管という管の中を流れ、途中でリンパ節というフィルターのような場所でろ過されます。リンパ節には、ウイルスや細菌と戦うリンパ球がたくさん集まっていて、私たちの体を病原体から守ってくれています。

リンパ節ってどこにあるの?

リンパ節は、全身に600~700個もあり、そら豆のような形をしています。特にリンパ節が多く集まっているのが、以下の3つのポイントです。

両脇の下(腋窩リンパ節)

両足の付け根(鼠径リンパ節)

鎖骨の上(胸鎖関節付近)

これらのリンパ節を刺激することで、リンパの流れを促進することができます。

なぜリンパの流れを良くするのが大切なの?

リンパの流れが悪くなると、老廃物が溜まりやすくなり、むくみ、だるさ、肌荒れなどの原因になることがあります。また、免疫力低下にもつながる可能性も。

簡単な動作でリンパを流そう!

リンパの流れを良くする方法はたくさんありますが、今回は特に効果的な3つのポイントを刺激する簡単なストレッチをご紹介します。

1. 両脇の下を押す

4本の指を脇の下に入れ、親指で肩の前側を押さえ、腕を大きく回す(左右10回ずつ)

親指を脇の下に入れ、4本の指で後ろ側をつかみながら、腕を大きく回す(左右10回ずつ)

2. 両脚の股関節を開く

仰向けに寝て、両脚を30度ほど開いたら、左膝を直角に立てる

左膝を右側に倒す、続いて左膝を左側に倒す(左右10回ずつ)

3. 鎖骨さすり

片手を反対側の鎖骨にのせ、手のひら全体で優しく撫でながら往復する(左右10回ずつ)

これらの動作に加えて、手を上に組んでの背伸びや、深い深呼吸もリンパの流れを促進する効果が期待できます。

リンパケアを行う上での注意点

強く圧をかけすぎない: 優しくさするような感じで、心身のリラックスを心掛けましょう。

体調に合わせて行う: 妊娠中、発熱中、体調不良の方は、無理のない範囲で行うか、医師にご相談ください。

継続することが大切: 毎日少しずつでも続けることで、より効果を実感できるでしょう。

まとめ

リンパの流れを良くすることは、健康維持にとても大切です。今回ご紹介した簡単なストレッチを習慣化することで、むくみやだるさ改善、免疫力アップが期待できます。ぜひ、今日から始めてみませんか?

[参考文献]

日経BPムック日経ヘルス「リンパストレッチ」

ダニエル・マードン式メディカルリンパドレナージュ リンパとホルモンの解剖生理

3つの体液を流せば健康になる!

ちくま新書「リンパのふしぎ」

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