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【JMoF2025】ケモノ文化に触れる日、ふたたび【1日目】


1月が来たのだからJMoFに行くよ。
そういうもんだろう。

前回で完全に沼に落ちた僕はもう去年の夏の時点で1/10に有給を申請し、
泊まりがけでの2日参戦を計画したのだった。


そんで今日が待望の1日目。

あろうことか最強寒波の直撃による大雪が予報されヒヤヒヤ(物理的にも)したものだが、愛車をちゃんとスタッドレスに換装済みだったので事なきを得る。


…そして、雪の中車を走らせること数時間。

一年越しのロワジールホテル豊橋が眼前に聳え立っていた。

嬉しい〜〜〜〜(嬉しすぎて写真撮るの忘れた)


楽しみ楽しみと言ってたくせに事前登録を済ませていなかったもので、当日参加登録をしなくてはならない。

まだ受付開始時間には早いが、とりあえず中をぶらつきながら時間を潰そう…なんて考えながら踏み入れる、ロワジールのロビー。

開会前なので着ぐるみさんこそいないが、一目でそれとわかるJMoF参加者たちで溢れかえっている。

同好の士がこんなにも集まっているなんて、素晴らしい光景だなぁ…


…だけでは感情が片付かない。

皆さんお友達と連れ立っていらっしゃる…!!

ソロ参戦怖すぎてロビーの中に入っていけない……!!!!!


もっと1人JMoF普及しようよ!!
孤独を楽しめよみんな!!


…というわけで、目の前のドンキホーテでガンプラを見て時間を潰す。

あっベギルペンデ売ってる…最近見ないのに…


店内にデカいドンペンが吊るされていた。

ドンペン

能天気に吊るされているように見えて、
背中に繋がれた管から空気を供給されなければこの姿は保てない。

ドンペンの管


臍の緒


その様はまるで胎児。


この店全体がドンペンを育むための母胎で、我々は胎をともにする魂の片割れなのかもしれない。

僕のケツが世界にもたらした影響


椅子ヘコますほどドンキに居座り、改めて参加登録へと向かう。


去年も思ったが、ケモナー(JMoFの表記に倣うならFurriesか)ってこんなにいるものなのか。

面白いことに、皆さんやはり身に付けているもののどこかしらに必ずケモノがいる。

服にプリントされてたり、推しの缶バッジを付けていたり…一見ケモノグッズが何もないような人でも、スマホを取り出したら壁紙がケモノとか。

かくいう僕も例外ではない


そんなケモナーの海を渡り、登録を済ませたら開会式へ向かう。

前回は2日目からの参加だったので、開会の場に立ち会えるのは初めてだ。

ちなみにこの時の様子はJMoF公式YouTubeチャンネルで配信され、
↓アーカイブ↓が残っているので今からでも見返すことができる。


上記リンク動画の10:50くらいから、開会前の寸劇が始まる。

まだ見れてない人はぜひ見てほしいのだが…


…オイ大丈夫か!?

これネタにして大丈夫なのか!?!?

去年豊橋警察署にBIG感謝したの忘れたんか!?!?!?


そして迎える、19:42

やりやがった!!!!!


ねぇホントに大丈夫!?
来年もここ借りられる!?!?


なんかもう笑うというより顔面が引き攣ってしまった。攻めすぎだろ。


…閑話休題。

JMoFの代表が今回からまんぐさんという方に代わられたらしい。

順番が前後するが、僕が今日参加した最後のプログラムでファーリーシンポジウムというのがあり、そこでまんぐさんのお話を直接聞くことができた。

文化研究の一環として、ファーリーについて学会で発表することもあるほどケモノ界隈に精通した方で、大変興味深いお話が聞けた。


実は今回のJMoF、アメリカからfurscienceという研究団体が調査に入っているという。


彼らの研究発表もプログラムとして組まれてたので、聞きに行ってみた。

全編英語のリアルタイム同時翻訳字幕だったので3割くらいしか分からなかったのだが…

なんでも、2000年代のアメリカではファーリーに対する風当たりが強かったらしい。

性的に倒錯しているだとか、精神的に未熟だとか、ネガティブな先入観や偏見を持って扱われることが多かったそうだ。

とはいえ、それらの言説に反論できるほどファーリー・ファンダムの人々を対象とした調査は行われていなかったので、関係する様々な分野の科学者を集めてちゃんと研究しようということになったとか。

今回のお話で出てきたデータの類は、後で見てみたら大体彼らのウェブサイトに掲載されていた。全部英語だが頑張って読む価値のある内容だったと思う。


…で、その調査の結果。

やや理系が多い(しかもコンピュータ関係)

クィアと自認する人の割合が高い

自閉症スペクトラムの割合が高い
(男性の多さが影響してたり、そもそもファーリーに限らずファンダムってそうなりがちでは?という説もある)

みたいな結果が出てるらしい。


(ただし、これは英語がまるっきりわからん唯坂がAIによる自動翻訳と彼らの研究結果をGoogle翻訳にかけて読み取った情報なので留意されたい。鵜呑みにせず、ちゃんと知りたい人は上記リンクから見て!)


…ちなみに僕は上記の3つ、全部当てはまってる。


AIに興味があり、Pythonいじるのが趣味で、最近データサイエンティスト検定を取った。

男性が好き。

中学の頃にアスペルガーの診断を受けている。


ファーリー数え役満。

素人が付け焼き刃の知識で自己診断するのは良くないが、こうして見るとハマるべくしてハマった感じがあるな。


しかしながら、これらの統計データは全て西洋圏で取られたものであって、それ以外のローカルなファーリー・ファンダムでは全然情報が集まっていないそうだ。

それでアジア初の現地調査として、今回JMoFに来られた…という成り行きらしい。


日本のファーリー・ファンダムについても、学術的なものではないが独自に調査が行われていて、その結果の一部がファーリーシンポジウムで取り上げられていた。

日本のファーリーの人々がケモノ系にハマったきっかけの23位に僕の箱推し、プロダクション体育館がランクインしていて嬉しかった。
(ちなみに1位はポケモン。やはり強い)

他にも東京放課後サモナーズとか、風のクロノアとか界隈でよく聞くコンテンツが多数ランクインしていた。

きっかけとなる作品の年代にバラつきがあり、ファーリーへの入り口はかなりありふれてるのでは…というお話だった。確かに。


このfurscience talkとファーリーシンポジウム、「ファーソナへの自己理想像の投影が…」とか「生まれた種族への違和感…種同一性障害とは…」とか「そもそも『ニンゲン』の定義とは何ぞ…」みたいな深淵な話に繋がっててハチャメチャに楽しかったのだが、素人が聞き齧った知識で語ると事故りそうなのでこの辺でやめる。

細かめにメモは取ったので、気が向いたら別でnoteに上げるかもしれない。


あと山口勝平さんのトークショーにも参加してきた。

内容に触れる情報公開はNGとのことなので詳しくは書けないが、シンプルな感想として

「勝平さん、思った以上にケモノ界隈寄りのヒトだな」

ってなった。


そんな感じで、1日目はキャラと触れ合うというよりも話を聞くばかりで終わってしまった。…いや楽しかったけども。


そろそろ宿へ向かうか…とロビーに出たら、ちょうどあぶくくんに遭遇したので写真を撮らせてもらった。

あぶくくん


もう夜も遅かったので、手短に済ませようと思ったらテンパってグチャグチャになってしまい、苦し紛れに

「ファイナルディスティネーション、日焼けマシンめっちゃ良くないですか!?」

「わかるぅ〜〜〜〜〜!!!!」

イェーーーーイ!!!!!!つってハイタッチして去った。


危なかった。(コミュニケーションが)


さて2日目だ!

今日はQMoF見て、いろんなキャラさんと触れ合うぞ〜〜!!

↓2日目の日記はこちら↓

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