パニック障害の記憶#2
パニック障害、僕はこうして脱出した
円広志著 感想
芸能界でも発症されている方は、それなりにいるだろう。
また、世界的にみても多い。
カミングアウトする芸能人も多数知った。
また、テレビを観ていると明らかに『パニック障害』と思う生中継にもでくわしたことがある。
パニック発作を繰り返すのがパニック障害であり、人それぞれ症状は違うと思うが、僕の中で一番、共感でき記憶に残っている本である。
自伝的な本であり、症状が僕と似ていた。
なので、共感してしまったものである。
円広志さんが、バリバリに活躍されていた時から、復活にいたるまでの経緯が綴られている。
特に、発症時に起こる『空間のゆがみ』的な発作に共感できてしまった。
パニック障害になった人にしかわからないと思うが、得体の知れない恐怖を感じるものである。
生きている心地がしない。
空間が急にかわり、いきなり窒息しそうになるのだから最悪である。
かなり、なまなましく書かれていた本である。
今は、活躍を微力ながら応援しているのだが、復活されてよかったと思う。
テレビを観るたびに、安心できる。
☆
パニック障害を発症されたきっかけは、働きすぎによる過労だろう。
僕も寝ないで働いても問題ない人間だと思っていた。
体力には自信があったものである。
生活が不規則になれば発症しやすいのだろう。
芸能人なんて、なお更だと思う。
夜中に収録とか大変に思えるものである。
☆
特に印象に残っている場面
症状がそれなりに軽くなられた時であっただろう。
パチンコで大連勝された内容である。
立禁になるほど連勝されたみたいだ。
円広志さんは「当たりの台が浮き上がる様に見える」と書かれていた。
予知能力が芽生えられた事が記憶に残っている。
そして、症状が良くなる度に、その能力は失われたみたいであるが。
パニック障害になれば何かの能力が得られるのだろう。
最後に
円広志さんは、最後にパニック障害でも認められる社会の実現について書かれていたと思う。
いい本だった。
パニック障害とうつ病の僕は何の能力を手にいれるのだろう?
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