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1分で話せ

著者 伊藤 洋一

Yahoo株式会社コーポレートエバンジェリストYahoo!アカデミア学長。株式会社ウェイウェイ代表取締役。東京大学経済学部卒。

そもそも伝えるために考えておくこと

人はあなたの話を80%は聞いてない。

1分で話せるように話を組み立てる
そのためには
「右脳」と「左脳」に働きかける。
情熱だけでは人はうごきませんが、ロジックだけでも人は動きません。

伝えるための基本事項

◆聞き手を動かす。
相手は誰か?どんなことに興味があるのか?
聞き手をイメージし反応を想像しながら準備する。

◆次はゴールは何か
聞き手が賛成すれば良いのか、聞き手が動くことが目的なのか、聞き手が「どこまでやればいいのか」を決めること。

◆結局、動かしてなんぼ
きれいに話すのは目的ではなく、根回し、席順や直前の挨拶などの、前後のアクションもトータルで設計していくことが大事。相手を動かすためになんでもやりきる。

1分で伝える

◆話す前に気をつけるピラミッドストラクチャー

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結論を先にに導き出す。結論の後は根拠、3つくらいの根拠がベスト。
相手の頭の中に、伝えたいことの骨組みや中身を移植していく作業である。

◆いらない言葉をいかに削るか

◆話が伝わらない4つ
①プロセスを話してしまいがち
②気を使いすぎる
③自分の意見と違うことを言ってしまう
④笑いを入れてしまう

◆ロジカルに考えたストーリーを1分で伝わる形にする
・前提を聞き手と共有する
・結論を明確にする
・結論の根拠を複数用意する
・意味が繋がってるかチェックする

◆集中して聞いてもらうための「スッキリ・カンタン」
プレゼン途中でわからない言葉があれば聞き手は迷子になる。聞いてもらうためにはスッキリ・カンタンでいくこと。
言葉もスライドもとにかくスッキリに!

◆スライドは「読まずに頭に入る」ことを目指す

◆言葉は中学生でも理解できるレベルで

1分でその気になってもらう

正しいことを言うだけでは人は動かない。したがって聞き手にイメージを想像させることで感情が揺さぶられる。ではイメージを描かせるためには
◆ビジュアルをみせる
ビジュアルで説明できるものがない場合は「たとえば」で具体例を話そう。

◆ピラミッドは3段で作ろう。

「結論」→「根拠」→「たとえば」の3段

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◆想像してみてください!
①聞き手にイメージを描いてもらう
「想像してみてください!」「あなたがこの世界を経験するとしたらどうでしょう!」
→「素晴らしいと思いませんか?」

②聞き手にイメージに入ってきてもらう

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1分で動いてもらう

主張と根拠で「左脳」を納得させ、「たとえば」というキーワードで想像させ「右脳」を刺激し、聞き手は話を理解し、よりこちらに思いを向けてくれます。これでもまだ不十分で、目的のために「動いてもらう」ためのひと押しが必要です。

◆「超一言」で包み込む
自分の伝えたいことを、一言のキーワードで表す。覚えやすく、その一言で、プレゼン全体を表現するようなキーワード

◆ライブでダイブ
ライブと同じようにプレゼンを表現する。たち方、身振り手振り、発声、間合い、視線など…
それとダイブは観客席にダイブするように、壁を作らない、聞き手と距離が近づくほうが親近感が湧き好結果につながる。

◆「リトルホンダ」をつくる
話している自分と相手を俯瞰でみる。
イメージがつかない方は、実際に相手の席に座る。座った席で自分が話しているのを想像する。
これをビジネスではメタ認知という
優れたビジネスリーダーはメタ認知力が高い。

◆根回しだって、アフターフォローだって必要ならやろう

伝え方のパターンを知っておこう

SDS
summary (まとめ)→detail (詳細)→summary(まとめ)
PREP
point(主張)→reason(根拠)→example(例示)→point(再主張)
PCSF
problem(問題)→change(変化)→solution(解決策)→future(未来)

◆伝えたい言葉はあるか
これまでの説明で「技術的な側面」は理解できた。しかし1番重要なのは「想い」が大事と著者は述べています。プレゼンも自分のコンテンツに自信がないと聞き手は動かない。情熱をもって準備しましょう。

◆動かしてなんぼ
相手が動くためにできることは、すべてやりきること、そのための時間を惜しんではいけない。

実践編

状況に応じての伝わる具体例を通じて説明されています。興味のある方は是非購入して読みましょう。



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