達成できると言い続ける
「俺は、達成するって言い続けるから」
採用内定後のマネジャー面談で言われた言葉だ。
初対面だったが、その実直さに惚れた。この人にならついていけると思ったことを覚えている。
イメージの力
僕が所属した事業部はR社の中でも新規事業を扱っていることもあり、実は業績目標を達成したことがある営業マンの方が少数だった。
つまり、営業マンのほとんどが達成のイメージを持っていなかった。
マネジャーは、達成のイメージを持たせてくれたのだ。
そして、
「一緒に、達成するって言い続けよう」
「グループを、当たり前に達成するというマインドにチェンジしていこう」
と、達成のイメージをグループに浸透させていく役割を持たせてくれたのだ。
入社時のグループキックオフで、「1年後どうなっていたいか」というワークがあった。
僕は太字で「達成」と書き、達成ができたときお客様・自社・グループ・自分はどうなっているかをイメージして絵で描いた。
そして、達成した。
イメージの力は強い。思考は現実化する。
スタートラインに立ったとき、ゴールしたときの状態がどれだけ鮮明に見えているか。見えているメンバーと見えていないメンバーとでは、明日の一歩が大きく変わってくる。
言い続けること
マネジャーの凄いところは、毎日欠かさず「達成」と言い続けたことだ。
閉店報告(退勤時の終わります報告)に必ず、「達成」をはじめグループキックオフで一人ひとりが挙げていたゴールイメージのキーワードを挙げていたのだ。
アポが上手くいかずテンションが下がっているとき、マネジャー閉店報告に書かれたゴールイメージの文字を見ると、「切り替えて明日もがんばるか!」という気が不思議と起きてくる。
マネジャーは信じてくれている。
毎日、メンバーのことを信じて、見てくれている。
その安心感が、明日のやる気を引き出してくれる。
ピグマリオン効果である。
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