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【登山記】ヤマトタケルも見ただろうか 念願の満観峰へ!
満観峰は、静岡市と焼津市にまたがる山で、その眺望の良さとアクセスの良さから、地元から愛されている山である。静岡で低山ハイクといえば、まずその候補に上がる山ではないか。
私は、ゴールデンウィーク最終日ようやく満観峰に登ることが出来た。
以前、この満観峰の近くの高草山や日本坂へは登ったことがあった。一度は、花沢の里から駿河三十三観音巡りとして、そして次は宇津ノ谷峠から明治トンネルを経由して、旧岡部町に抜けるルート、通称蔦の細道を行ったときである。後者は伝説の英雄、ヤマトタケルの東征ルートともいわれれる場所だ。
いずれの時にも、横目で満観峰へのルート案内を見ており、近々満観峰に行きたいと切望していた。魅力的な低山ハイクコースが密集している地区である。
隠れ里のような静岡の山奥からスタート
静岡の用宗で降り、タクシーで小坂の集落へ向かい、そこからさらに奥にある満福寺に向かう。満福寺の御堂は前回の山行でも記憶にあった。山奥の無住の寺ではあるが、よく管理されており、近くには小規模な滝もあり、まるで隠れ里のようだ。
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ここから車道を山に向かって歩いて行く。途中何台か軽トラックとすれ違った。地元の方の畑など生活の場があるのだろう。
満観峰への登山口は、道の途中から分岐しており、少し行くと、いよいよ本格的な登山道だ。あまり難しい道ではなかったが、それなりに急なところもあり、息は切れた。
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道を登りつつ後ろを振り返る。空は明るく気温もそう低くないが、霧が皐月の緑が濃い山々に掛かっている。山容はいよいよ近く迫りくるようだ。山深いところにいるのだなぁと思う。
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その人の営みの移り変わりとは無縁の緑濃い山容が見守っている。
舗装道路の終わりから、約50分くらいで尾根筋に出た。
標識や地図を見ると、近くには朝鮮岩と言う眺望の良いスポットがあるそうだ。ツレの方があそこは絶景なんだよなぁと言っていた。
いろいろ楽しめる場所があるようだ。
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いよいよ満観峰頂上へ
そのまま満観峰のほうに向かう分岐から、しばらくは急峻なところが続くが、やがて道はなだらかになり、地図を見ると等高線も頂上までは、なだらかだ。そしてやがて小道の先に明るい光が見え、満観峰の頂上に着く。
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流石にGW。頂上の人賑わいはちょっとしたものだった。やや曇り空だったが、静岡の街並みがよく見えた。手前には、菫が植えられ、花と景色を楽しんだ。晴れていれば薩埵峠の向こうに富士山が見えたに違いない。
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軽い昼飯を食べた。
南西の方向を見ると、そこは焼津の町並みである。満観峰と言うだけあって、パノラマとまではいかないが、かなりの広範囲を市街地が見渡せる。この満観峰の頂上に至る道はいくつかあるようだった。下山道もいくつかあった。私たちはこの日は焼津の花沢の里のほうに降りた。
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花沢の里に向かって下山
花沢の里に向かう道はあまり急ではなく、人気のコースであるためか多くのハイカーとすれ違った。子連れも多かった。
道中の標識も整備されており、あまり迷う事はなかった。
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やがて水利や農業施設が見えてきた。里の近くなってきた感じがする。頂上から約一時間位で花沢の里に出た。
ここは養蚕やかんきつ類の栽培で栄えた地区のようだ。今は、里を流れる川沿いに、黒板と石垣の整った町並みが残っており、伝統的景観保存地域になっている。カフェを併設しているお宅もあり、歩くだけでも心軽やかな気分にさせてくれる。
以前は、ここで地域の農作物を買うことができたのだが、この日はたまたまであろうか、夏みかんが少し並んでいるくらいで、あまりなかった。
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花沢地区のビジターセンターに立ち寄った。ここもきれいに整備されている。そこからさらに下り観光の駐車場まで歩いた。本来であればここからタクシーで戻っても良いであろう。
バス停まではここからさらに30分ほど歩く。
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これは、ミシャグジ信仰と関係がありそうだ。これはまた別記事になりそうだ。
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念願の満観峰にて 静岡と焼津のまち並みを一望できた
今回の満観峰は天気は曇りであったが、その眺めを十分楽しむことができた。すっきりと晴れ渡った青空と富士山を眺めることができたら、また素晴らしいであろう。
高草山や朝鮮岩などのスポットも多くあり、何回も楽しめる山のようだ。
二度目の来訪だが、花沢の里がとても良い雰囲気で気にいった。次回は車でもよいので、訪れたらカフェでくつろぎたいものだ。
そういえば、以前満観峰を横目に日本坂から、旧岡部町へと蔦の細道を通り降りたことがある。その際に「初亀醸造株式会社」に立ち寄り大変美味しいお酒を買ったことを思い出した。
次回こちらには、朝鮮岩からの眺め、花沢の里でのカフェタイムと初亀の購入あたりのプランで行こうかと思った。
ついでによいつまみが手に入るとよいな。
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