【紀行文】芸術と文化の総合クリエイティブスペースin渋谷ヒカリエ
渋谷には学生時代に何度も行きましたが、bunkamura-ザ・ミュージアムぐらいしかリピートして行くところはありませんでした。あんまり繁華街って得意じゃないのね。とはいえ、私が学生時代だったのも30年近く昔に。
どんどん進む渋谷駅前の開発で、だいぶ街も変わったようです。静岡県東部に住む男性が東京に偶に行く頻度での街の移り変わりの感想ですが。
で、気になっていたのが渋谷ヒカリエ。
渋谷駅直結なので、行きやすいというのもあるし、なにやら面白そうなショップが入っているようだと聞いて、行く機会をうかがっていました。
先日、神社検定を渋谷の國學院大學で受検した帰りに寄ることが出来たので、そのレポートを簡単にします。
クリエイティブな活動を支援する8/
このギャラリー8/ というスペースが素敵でした。8階のフロア全体が、クリエイティブな活動を応援するスペースになっていて、ギャラリーやワーキングスペース、そして個人が出店できる本屋「渋谷〇〇書店」が入っていました。
そして中でも素敵だったのがこちら。
47都道府県をテーマとした日本初のデザイン物産美術館「d47 MUSEUM」
この時は全国の伝統食を紹介するショップが開催されていて、全国各地の伝統食やその商品購入ができるようになっていました。我が静岡県は、田丸屋さんのわさびだったな。まあ、妥当。
この写真をいくつか紹介します。
デザインを有効に活用して、47都道府県の伝統や食文化を紹介していくという壮大な試み。しかも、継続的にやっていくみたい。すごいな。
日本の伝統食って今食品衛生法の規制なんかでいろいろ大変な岐路に立たされていると聞いています。また工芸品だって後継者不足とかそもそもの需要の減少が伝統技術の衰退や廃絶を加速させています。
ある程度は淘汰されてしまうのは仕方ないとは思いますが、こうしてデザインの力を借りて、今に必要とされるものに生まれ変わるのは、今後あらゆるものに必要だと思います。
変わるべきでない不変のものと変わり続ける中で本質を持ち続けるものとあると思うのだけれど、食や工芸品は変わり続けていいと思うのだよね。
bunkamuraザ・ミュージアムがここにあった
bunkamuraミュージアムが一時的に閉鎖しているようで、代わりのスペースがこちらに移ってきているようでした。それが分かっただけでも儲けもの。渋谷に来たら立ち寄りたい場所になりました。
私が見てきたのは「アーティストの絵本展」。絵本の挿絵はアートな作品が多い。その作品の展示とそのまま購入できるギャラリーになっていました。さらっと見ただけになってしまったけれど、個性的な絵がいろいろあっておもしろかったな。
これが無料で見られるというはとてもお得。
渋谷〇〇書店で溺れる
気になっていた渋谷〇〇書店。
私の住む静岡でも、個人が空き店舗の棚をレンタルしてそこで私設図書館や本屋を行う取り組みがありますが、その東京版だとどうなるのかな、と期待ワクワクで訪れました。
もうヒカリエのこのスペースにあるというだけですごいのですが、渋谷〇〇書店という名前もインパクトあるなあ、と。
ラインナップのやはり個性が強くってじっくり一棚一棚見て回りました。
棚は月額約5000円で借りられるようです。本の売り上げの一部を経費とするほかは、自分の収入に!
閉店間際までじっくり見回って、今回はこちらを購入しました。
実は登録販売者の資格も持っている私。漢方にも興味があり、毎朝葛根湯か十全大補湯を飲んで体調を整えています。
どなたの本棚かメモを忘れてしまったのが残念ですが、良い本とめぐり合わせていただきありがとうございます!
人形美術家 川本 喜八郎さんのギャラリーもありました
三国志や平家物語などのNHKの人形劇で著名な川本喜八郎さんの人形ギャラリーもありました。
ともかくヒカリエ8階はぜいたくなコンテンツがありすぎて、短時間では見回ることが出来ないです。とりあえず今回は、写真だけ撮って帰ってきました。
今回の企画展は、三国志が「三顧の礼」、平家物語が「乱」というテーマだそう。展示替えは年2回あるそうです。
素敵な空間渋谷ヒカリエからの素敵な眺めも期待
ヒカリエから見下ろす渋谷の町やメガロポリス化していく東京の町並みを見ることもできます。ほかにも見るべきところは多そう。
次回の渋谷来訪が楽しみです。
サポートいただけたら、より勉強してよい記事を書いて行きます。ちょっと遠くの気になるあの場所の紀行文を書きます。