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位置に着いた、というゴール。

セッションをやり始めたころ、立て続けに起こった事。
”ゴール設定できること”がゴールになったことだ。
まるで何かの言葉遊びみたいなのだけれど。
先生の個人セッションを観させてもらった中でも、本人の潜在意識がセッションを始めようとしない、なんてことがちょこちょこ起こっていた。
もちろん顕在意識では「是非お願いします!!」という具合なのだが、潜在意識がそれを拒むのだ。
解放なんてしてやるものか、頑なな自分を持ち続けてやるのだという激しさである。
そんな事あんのか!?と固唾を飲んで見守ったことを覚えている。

自分がセッションをやる側になった時、クライアントが定めたセッションのゴールに対して、クライアントの準備が整ったかをチェックすると、ダメという返事が来ることがある。
ということはそんな薄いテーマじゃダメだよってことか、もしくはまだ触らないでくださいという核心部からの応答でもある。
前者なら再び練り直せばよいのだが、後者ならなかなか進めない。
筋反射が真逆の反応をしたりあべこべな反応をしたりするからだ。
ハンドルを切った方向と逆に行く、そんなドライブ終わらない。

セッション途中で急に反応がおかしくなり、さっきまであんなに素直だったのに~ということもある。
かく言う私も先生の前で「めちゃくちゃごまかしてるね~」と言われて恥ずかしかった経験がある。

キネシオロジーの手技は分かりやすいからこそ、読み解く力も試されるんだな~とセッションのたびに思わされている。
もちろんセルフチェックの時もだ。
わあー!俺ごまかしてるーー!!と一人で恥ずかしくなっては、これは確信部なのかな?と掘り下げたくもなるのだ。

スタートラインに立ったところでセッションの時間が来てしまうこともあるが、クライアントさんは意外にもそこまでの道のりを楽しんでいるようにも見える。
やっとここに辿り着けたという達成感と、大きなゴールを前にして自分はまだごまかしていたんだなーという晴れがましさと。
そもそもセッションは1回でキレイさっぱり全部解決!なんてものではなく、そこからの旅は自分次第なのだ。
だから2回ぐらいは機会を改めてセッションをするとそこからの掘り下げがまた興味深くなるんだな。
だから焦らなくていいんだなーと思った。

あれ?こんな着地は想像してなかった。


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