スパイシーな風をあつめて
今年は何かと神戸にご縁がある。
今日も諸用で神戸に行ってきた。
もう一点の曇りもない快晴。
オトナモードがカバーしたバージョンの「風をあつめて」を最近よく聴いていることもあり、「風街」を歩くことにした。
本当は喫茶店でも入って、珈琲と共に村上春樹さんの本を読む予定だった。
友人が貸してくれた本が2冊、まだ読破されることなく棚に待機していたのだ。
買ったばかりの心理学の本も含めて計4冊!
これだけあれば時間は潰れるだろうと踏んだ。
いざとなれば喫茶店で読書しよう、そう決めてお散歩は始まった。
こんだけ晴れてたら喫茶に入るのは勿体無く感じた。
せっかくなら海側へ行ってもいいかも。
想像は膨らむ。
結果、どうなったかというと、
中東食料品店をハシゴして終了。
村上春樹はどこ行った?!
ってなもんだけれど。
輸入食料品店は世の中たくさんあるけれど、その国の人が働いていたり、その国から来た人が買いに来るお店は、空気感が丸ごと異国でクセになる。
外国でスーパーに行ったらなかなか出てこられない僕にとって、良くも悪くも異国情緒漂う食料品店は、僕を足留めする強力な引力になっていた。
匂いの濃度を堪能したお散歩だった。
結局、本は電車で無理やり読みましたとさ。
めでたし。