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幸せになってほしいあなたへ

私は、ひとりっ子。
だから、3つ上のいとこが私のお姉ちゃんみたいな存在になってくれた。家は少し離れていたけど、よくお泊まりとかしてその日限定の姉妹ごっこを楽しんだ。

いとこは、容姿も中身も素敵で、愛想もよかった。天真爛漫とは、こういう子のことかと思うくらい、いとこに当てはまっていた。少し変わったところもあったけど、それは唯一無二の魅力であり、同性の私も惹かれた。

いとこに惹かれているのは、私だけじゃない。
おじいちゃんおばあちゃんの家に遊びに行ったとき、2人ともいとこを可愛がっていた。

「相変わらず○○ちゃん(いとこ)は、かわいいねぇ〜。立派な仕事についてさすがだよ」
私にも立派な職に就くんだぞ、とついでに言われた。
いとこは、誰から見ても褒め称えられる公務員をしている。

いとこを好いていたのは、おじいちゃんおばあちゃんだけじゃない。私の母もその1人だ。
なぜ、自分の娘よりいとこの味方をし、褒めるのだろう。
私は分からない。分かりたくもない。
いとこの職のことも、彼氏のことも何もかも認めるし、褒める。私のことは認めてくれたことないし、恋愛が絡むと制限が多く、私は鳥籠にいる気分だった。

私は、そんな優しくされたことないよ。
そこまで私は悪い子なのか、出来損ないなのか。そう思って捻くれてしまいたかった。

それでも、いとこは私のことを良くしてくれた。
いとこのお母さんたちも、私のことを可愛がってくれて苦しくなるくらい嬉しかった。
一足先に社会人になったいとこは、まだ学生の私にご飯をご馳走してくれたりする。
「出世払いでいいからそれまで生きてね」って。
すごく感謝してる。出世払い叶わなかったらごめんね。
彼氏さんと、いやもうそろそろ旦那さんになるのかな。
相思相愛している2人を見れただけで、私は十分お腹いっぱいだったよ。自信持ってね。
どこまでも一緒に、末永く幸せでいてください。


血の繋がりだからといって、私は血縁に盲目になりたくない。血の繋がりなんてなくても、私のことを見てくれて、大切に思ってくれる人をまず大切にしたい。


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ありがとう。私に優しくしてくれている人。
だいぶ、私は救われています。
生きた心地がしないこの世界で、息をしやすくしてくれている。そんなあなたには、生きてほしい。

本当は、そんなあなたに苦しいことなんてあってほしくない。幸せなことに囲まれていてほしい。
けど、人生だから辛いことはあるでしょう。

一緒にいけるとこまでいこう。
無理はせず、ご自愛もしよう。「自分なんて」と思ってしまって難しいかもしれない。なら、私が愛す。私は、そんなあたなが好きですよ。あなたのこと知らないし、誰だよって感じかもしれないけど、ここまで読んでくれているあなたは、私からしたら優しくて、大切に思いやりたい人です。

食欲ない時は食べなくていいし、寝れない時は無理やり寝なくていい。泣きたい時は思いっきり泣いていい。
最後は、一緒に幸せになろう。私たちで、生きててよかったって思おう。そうしないと死にきれないし、このまま死んでいってほしくない。それは、あなたとじゃなきゃだめなんだ。

そう、言ってもらいたかったのかな。

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