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初めまして。 なかたありひろです。ゆる〜くnote始めます。 認知症の母とのかかわりを綴った日記の振り返りが、これから介護に取り組むあなたのヒントや力につながればうれしいです。


このページに出合っていただき、ありがとうございます。
これは、なかたありひろの自己紹介のページです。

私がどういう人間で、これまで何をして来て、今どうなっていて、両親の介護を通じてどんなことを感じ、考えて来たかをざっくりとまとめてみました。



【経歴】

気づいたら、介護する自分も「高齢者」に

この夏(2023年)、私は65歳になり、前期高齢者と呼ばれる立場になりました。誰だって、生まれたら一秒ごとに時間を見送り続けるわけですが、「うわ、本当にこの日が訪れてしまったんだ」と、愕然としています。そして、未婚の独身です。こういう人生設計だったっけと、自分に言いたくなることもなくはないかもです。

6年前からは8050問題の、そして母が卒寿を迎える今秋からは9060問題の当事者であり、それはつまり「老老介護」の当事者であるということになります。

進学で上京し、卒業後もそのまま東京に

金沢生まれの私は、1977年、大学進学「準備」のため(要するに予備校へ通うため)、上京しました。卒業後は広告代理店に勤務した後、コピーライターに。赤坂、銀座、秋葉原の広告制作会社で百貨店や住設機器メーカー、金融機関などの広告や販促物の制作に携わりました。1991年に編集プロダクションへ移り、中高生向けの雑誌の編集を担当。世界ふしぎ発見!でお馴染みの竹内海南江さんの連載小説も担当し、毎月、ロケ先から原稿が届くのをワクワクして待っていた記憶があります。1993年からはフリーランスとしてライターの活動を始めました。

作詞家としても活動していました

広告制作会社にいた1988年頃から作詞家としての活動もスタート。この職業で人生を薔薇色にしたかったんだよなぁと、今更ながら思い返していたりします。作詞家としてのデビュー曲は「はじめてテレパシー」(姫乃樹リカさん)。それから、けっこう順調に採用されるようになりました。

「まかせて!チン・トン・シャン」(田村英里子さん/『少年アシベ』OP曲)
「ゴマちゃん音頭」(ゴマちゃん合唱団)
「風の花束」(ぶんけかなさん/『ひらけ!ポンキッキ』ED曲)
「花の国へ」(映画『ハローキティのおやゆび姫』挿入曲)
「もっと素敵な朝が来るよ」(花沢加絵さん/セーラームーン セーラースターズ挿入曲)
「私風景」(渡辺満里奈さん/『TWO OF US』収録曲)
「輝きながら」(世古あき子さん)他

2011年3月の地震で決めたのは

東日本大震災が発生した日、フリーランスのライターとして活動していた私は、世田谷区の自宅で遅めの昼ごはんを終えたばかりで、くつろぎモードで過ごしていました。震度5弱の揺れが長く続く中、「怖い! 帰ろう!」と、ダイニングテーブルの下に潜った姿勢で金沢へのUターンを決心しました。

それから4ヶ月後、7月の上旬に引っ越しを完了。持続力より瞬発力派の私らしい素早い行動でした。それが良かったかどうかは別の話ですが、そうせざるを得なかった自分の気持ちは尊重したいと思っています。

Uターン直後、人生を大きく変えた出来事が!

Uターンから2ヶ月も経たない8月の終わり、母が自動車同士の事故にあいました。責任は五分五分ということで終わりましたが、車は廃車、母は腕を骨折。心にも大きな傷を負いました。この日から、私の介護時代が始まりました。長い間、寂しい思いをさせたという気持ちから、両親に寄り添い、介護に一番のおもきを置く生活にしようと決めたのです。「恩返し」とか「親孝行」という言葉を思い浮かべながら。でも、「寄り添う」の意味を正しく解釈していなかった私は、自分の人生をもしかしたら雑に扱ってしまったのかもしれません。

手当たり次第の「学び」が目的化して

両親の介護の中心課題は、やはり「認知症の人へのかかわり」でした。知識もなく「やさしさで対応しよう」としていた頃は、素直な感情を解放しないまま過ごし、ある日、とうとう耐えきれなくなって、母の肩を強く揺さぶってしまいました。直後に後悔し、ちゃんと介護の知識を得ようと、いろんな資格取得や講座受講に力を入れました。特にバリデーション・ワーカーのコースを取ったことはとても有益でした。母の考えていることを洞察したり、感情に焦点を当てて話を聞いたりできるようになり、また、今できること/できないことをしっかり見分けることにも気を配れるようになりました。

しかし、仕事は二の次の生活。学んでいる間の充実感がとにかく心地いいので、次から次に学びを重ねるばかりで、ゴールを設定していませんでした。完全に、学ぶことが目的になっていたのです。何とか状況を変えなければと焦っていた時、ネット検索で日本セルフエスティーム普及協会の「自己肯定力を上げるベーシック講座」を知り、すぐに受講。自分の内面にしっかり向き合う機会を得て、少しずつ自分のペースを取り戻していきました。今ではどう協会の認定講師として、自分が自己肯定感についての講座を開催することも活動の一つとしています。

いま、新しいステージを歩き始めています

昨年(2022年)から今年(2023年)にかけて、社会福祉士、介護職員初任者研修、福祉用具専門相談員の資格を取得。より現場に近いところで必要な知識や技術の基本を身につけることで、「学び」の長い季節は終了。オンライン介護相談を基本に、これから本格的に親の介護に関わろうとしている人たちの疑問や不安に答えるサービスを提供していこうと、Webサイトをオープンしました。

父は2017年の春に他界、母はグループホームから特別養護老人ホームに移り、穏やかに暮らしています。ここまでの道のりの中での出来事やその時々の感情をこのnoteに改めて記録し、振り返り、今だからわかるアレコレを綴ることで、今まさに親の介護が始まろうとしているどなたかの力になったらうれしいなと思っています。


【これまでに取得・修了した資格等】

保有資格:

社会福祉士

日本セルフエスティーム普及協会 認定講師
(マスタートレーナー/メンタルトレーナー/親力トレーナー)

バリデーション・ワーカー

きらめき認知症トレーナー

認知症ライフパートナー

キャラバン・メイト

福祉用具専門相談員

介護職員初任者研修修了

心理カウンセラー養成講座修了

回想法専門研修修了

過去における保有資格:

福祉住環境コーディネーター2級

生前整理アドバイザー3級

自分史活用アドバイザー 等


【提供しているサービス】

介護ライフカウンセラーとして、3つのサービスを提供いたします。

・はじめての介護相談

オンラインで、ケア・ビギナーズの相談に乗ります。介護する人の人生を大切にすることを大前提にしながら、いま必要な親へのサポートについて一緒に考えます。

・認知症を知る講座

オンラインで、認知症についての基本的な知識をお伝えし、より適切なかかわり方を探っていきます。
* きらめき介護塾様のツール「認知症の理解とかかわり 〜私たちにできること」を使用します。

・COMPASS BOOK制作

認知症の人の症状には、「中核症状」と「行動・心理症状」があります。この行動・心理症状を理解してかかわる際に大きな助けになるのは、本人にまつわる「情報」です。過去の思い出や最近の生活習慣、趣味嗜好、健康状態などがわかれば、行動・心理症状の背景を推測でき、より適切なかかわり方のヒントが得られます。

そのための「情報」を集めた小冊子が「COMPASS BOOK」。ご家族とご本人にオンラインでお話を伺い、写真も加えて編集し、印刷します。
手軽で手ごろな「小さな自分史」としてもご利用いただけます。

* 各サービスの詳細については、私のホームページ「介護のきもち」をご参考いただければと思います。お時間がありましたら、お立ち寄りくださいね。

介護のきもち   

https://www.kaigo-no-kimochi.com


最後までお読みいただき、ありがとうございます!

今日も「この自分でよかった」と思える1日でありますように…

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