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【 映画レビュー 】こんにちは、母さん

大企業に勤める神崎昭夫は職場で神経をすり減らし、家庭では妻子との関係に頭を悩ませている。そんな中、彼は久しぶりに下町に暮らす母の福江を訪ねる。しかし迎えた福江は、艶やかな装いでいきいきと暮らし、恋愛までしている様子で、昭夫は戸惑ってしまう。

映画のあらすじ

山田洋次が吉永小百合主演で描く"母3部作"の3作目ということだが、2作目の「母と暮らせば」は観ました。

吉永小百合と大泉洋の「母と息子」は、予想以上に良かったです。
大泉洋のふざけすぎず、吉永小百合の母さんを盛り立てて、令和の寅さんのような味わいのある作品にぴったりとはまっていました。(寅さんは観ていないけど💦)

主演の2人も良かったけれど、娘役の永野芽郁やYOU、ホームレス役の田中泯も味がありましたね~。

映画のラスト近くに、母さんが失意で飲んだくれるシーンがあるのですが、その姿がとってもお上品な酔いっぷり。一升瓶持っていても、なんか愛らしい。

「せめてあと3年、そばにいてくれたらそれでいいのに…」(ちょっと違うかも)というセリフが刺さりました。高齢になって、そうそうときめくこともなくなり、「生きる張り合い」のような存在がそばにいて欲しい気持ちに共感です。

最後に昭夫が言うセリフに、福江さんが表情を変えて喜ぶシーンがとても印象的でした。

昨日は、山田洋二監督の92歳の誕生日だったんですね!
90代でも映画を撮れる…年齢じゃないんだなぁ。
体も心も健康で、続けられる力があるんですね。

職場の同僚の旦那さんが寅さん好きで、メルカリで寅さんシリーズDVD全巻を買って観ているそうですが、その旦那さんも映画を観て「面白かった~」ととても喜んでいたそうです😊



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