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台湾の離島「澎湖」で絶景と花火に心打たれた二日間。

台湾の日常を日記がわりに。ちょっと綺麗な旅の写真を添えて。

台湾のハワイという異名を持つ離島、澎湖(ポンフー)に行ってきた。

人生初プロペラ機、40分間の空旅

旅のきっかけは澎湖國際海上花火節、毎年4月〜7月の間、週1~2回花火が打ち上げられる。なんと今年はONE PIECEとのコラボ。

澎湖國際花火節
2002年のチャイナエアライン空中分解事故により飛行機に搭乗する人が減り、澎湖への観光客が激減。政府とチャイナエアラインが協力して花火大会を行い、観光客数の回復を図ろうとしたのがきっかけ。

トゲトゲプクプク

電動バイクをレンタルして友達と二人乗りで島を走り巡る。一日目は北側を巡って島の端っこを目指してみる。

免許不要(二日間で一人当たり600元)
鯨魚洞近くのビーチ
通樑古榕

通樑古榕はまるでガジュマルに守られた廟、数年前カンボジアで見たベンメリア遺跡とどこか似た雰囲気を感じた。

樹齢300年以上と言われている
珊瑚が埋め込まれた塀
二崁聚落保存区

二崁聚落は明代末期に金門島の下坑から澎湖に渡ってきた陳一族が住んだ村で、現在も住民のほとんどが「陳さん」

国内では沖縄や鹿児島に多い石敢當

初めて見た石敢當

市中を徘徊する魔物「マジムン」は直進する性質を持つため、丁字路や三叉路などの突き当たりにぶつかると向かいの家に入ってきてしまうと信じられている。そのため丁字路や三叉路などの突き当たりに石敢當を設け、侵入を防ぐ。魔物は石敢當に当たると砕け散るらしい。

海と遊ぶ人

グルメを味わったり観光地に寄り道しながら島の端っこへ。

外垵漁港観景台から眺めるノスタルジックな港町
三仙塔

島の端まで来るとかなり風が強い。風に負けまいとバイクのハンドルを握りしめて走る。(翌日、右上腕がひどい筋肉痛に見舞われた)

日本統治時代に建造された軍事施設、外垵地下碉堡

風に煽られながら馬公市内まで戻り、花火大会会場へ。花火自体は21時から10分間、近距離で打ち上げられるので、まるで花火が降ってきそうな迫力があった。

二日目は南側へ。電動バイクなので走行距離と充電スポットを目安にバイクを走らせていく。

主要な観光地に充電スポットが整備されている

この澎湖旅で一番気に入った場所、山水沙灘。「あ、辿り着いてしまった」っていう感想が思わず口から出た。

絵に描いたような景色
美しい青だった
時間を忘れて波と遊んだ

海の青さに感動した場所はいくつかある。五島列島の頓泊海水浴場、新潟の佐渡島、北海道の神威岬、岡山の王子が岳。

それらに匹敵するくらい
記憶に残る美しい青だった。

亞果青灣仙人掌公園
島中にサボテンが生えている
風櫃洞の釣り人

本当に良い島旅だった。

「ここ好きだなぁ」とずっと呟いていた気がする。(気のむくまま写真撮ってても「ゆっくりでいいよ〜」と言ってくれた友人に大感謝。)

帰りは澎湖輪で4時間半の船旅
遠くに見える高雄の光

船のデッキに出て湿気を纏った夜風を浴びる。波の音を聞きながらぼーっと旅を振り返る時間がすごく心地よい。知らぬ間に時間が経っていて、遠くに高雄の街並みが見えてきた。

これからもいろんな場所に足を運んで、そこで目にした美しい景色を心の中にたくさん貯めていきたい。

またいつかこの景色を見たい

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