仲間づくりやってみました
リジェネラティブ・リーダーシップという本の日本語版翻訳出版に関わっています。2019年に英語版が出版されて2020年2月に英語でのABD読書会に参加しました。
ABD読書会は、1冊の本を分担して読んでまとめる、発表・共有化する、気づきを深める対話をするというプロセスを通して、著者の伝えようとすることを深く理解でき、能動的な気づきや学びが得られます。
10代の頃から、人と自然の関係性を考えていました。自然の脅威からいのちを守るために自然にいろいろ手を加えてきているのですが、自然との距離が離れすぎてしまっていると思うのです。自分の心身自体も自然の一部で様々な微生物や他の生き物、水、土壌と共存しています。
生き物同士お互いに助け合うのがいいのではないか。
この本には共感できる部分が多くて、ABD読書会の後も仲間内で翻訳していました。そのうちに日本語版を翻訳出版したいという思いが生まれました。
訳者の小林さんは作者のジャイルズさん、ローラさんと連絡を取っていましたので、話しは早くて、日本語版出版社も決まりました。
そこから翻訳が4年程度かかりました。引用が多い本ですので原著を確認するなどさまざまな物事が必要で。
さて、2024年、いよいよ翻訳もほぼ終わり校正に入りかける時期、とある講演会イベントへのお手伝いを依頼されました。講演が終わった後、主催の方と感想を話している中で、お一人がこの本の英語版を知っていて日本語版を熱烈に待っているという話しになり、お互いにとても驚きました。
しかも、その方々はクラウドファンディングの支援事業を行っているとのこと。
翻訳出版企画チームは、この本を出版することを目的としているのではなくて、リジェネラティブ・リーダーシップの考えや実践する方々を繋げていきたい、生命とつながった生き方やビジネス実践を広げ、日本の文化・精神性・風土と掛け合わせることでさらに深化させていきたい、いのちのつながりを取り戻し人も地球も共に再生していくリジェネラティブな未来創造への旅路を共に歩むことが目的です。
クラウドファンディングは考えていなかったのですが、ミーティングで思いを確認し大きな協力を得てやってみたことで、自分たちの思いを言語化したりSNSに投稿する行動により、思ってもいなかった一歩を踏み出すことができました。これからが楽しみです。
出逢いには感謝しかありません。
こちらのサイトには図表も載っており、本の内容が少し感じられます。
出版は1/22ですので、amazonなどで普通に購入もできます。