「車でお遍路」別格17番札所 神野寺(大師の偉業を偲ぶ札所)
こんにちは、旅いこかです。
四国別格二十霊場巡礼、弘法大師との「同行二人」の旅、17番目のお寺は、
五穀山 神野寺
別格16番札所の萩原寺から約25㎞、車で約35分の場所、
因みに、立ち寄った銭形展望台駐車場からは約30㎞、車で約40分の場所、
神野寺への道程は比較的容易なので迷うことはない。
ここ神野寺は、周囲約20㎞にも及ぶ日本最大の灌漑用のため池である満濃池の決壊を止める難工事は3年経っても技術と人手が足りず完成しなかったところ、弘法大師は嵯峨天皇の勅命により僅か3ヶ月で完成したという偉業(添付四国八十八箇所第74番札所甲山寺の大師伝説参照)を成し遂げ満濃池鎮護のお寺として創建したもの。
満濃池の中には、大師が護摩壇法を修したとされる護摩壇岩が今も残っていると言います。
そして、神野寺の特徴として、大師堂はなく本堂の中に大師像が祀られていること、さらに大師堂の代わりとしてなのか満濃池を見守る像高3mと大きな満濃大師像(弘法大師像)が祀られています。
では、大師の偉業を偲ぶ札所「神野寺」へ参りましょう。
ご詠歌
お参りする前に知っておいた方が良い知識
歴史
弘仁12年(821年)、弘法大師は、嵯峨天皇(在位:809-823年)より、決壊した満濃池の修築工事の別当(長官)を命ぜられ僅か3ヶ月で完成 その功績により天皇から報奨金を賜り満濃池鎮護の寺として建立して開基
天正9年(1581年)、兵火に遭い全焼、しばらく廃寺となる
昭和7年(1932年)、弘法大師1100年御遠忌を迎え満濃大師会が結成、堂宇の一部を再建
昭和8年(1933年)、満濃大師像が完成
昭和9年(1934年)、伽藍が完成
大師伝説
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寺号について
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ご利益
御本尊の薬師如来
・・・大医王仏、医王如来とも呼ばれ、十二誓願の現世利益の仏さま(病気平癒、他)
御本尊・ご真言
見どころ
本堂・大師堂
・・・御本尊に薬師如来像(秘仏)、向かって左に大師像を祀る満濃大師像(弘法大師像)
・・・神野寺復興事業の一環として昭和8年(1933年)に完成満濃池
・・・国の名勝にも指定されている周囲約20㎞の日本最大の灌漑用ため池であり、大師の偉業が偲ばれる
写真
次は、別格第18番札所海岸寺へ参ります。
合掌